4月9日の日経平均株価は、半導体関連銘柄を中心に終日堅調で、前日比426.09円高の39,773.13円と続伸しました。半導体受託生産の世界最大手TSMC(台湾積体電路製造)が建設する米アリゾナ州の新工場に対し、米商務省が補助金の支給を発表したことから、製造装置の引き合いが高まるとの思惑があったとみられています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが166銘柄、値下がりが57銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、信越化学工業〈4063〉、レーザーテック〈6920〉、アドバンテスト〈6857〉、安川電機〈6506〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、第一三共〈4568〉、ニトリ〈9843〉、ZOZO〈3092〉、テルモ〈4543〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億5,100万株、売買代金は3兆9,596.93億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、非鉄金属、卸売業、空運業、不動産業、輸送用機器械などが上昇した一方、パルプ・紙、医薬品、海運業、建設業、精密機器などが下落しました。
“投資の神様”ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイが円建て社債の発行を準備しているとの情報から、同社が株式を保有している三菱商事や三井物産、住友商事などに思惑的な買いが入ったとみられており、卸売業が上昇しています。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がリソー教育〈4714〉で+80円(+35.87%)の303円、2位が野村マイクロ・サイエンス〈6254〉で+705円(+14.14%)の5,690円、3位がジャステック〈9717〉で+227円(+13.27%)の1,937円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がローム〈6963〉で-163.5円(-6.72%)の2,268円、2位がマニー〈7730〉で-113円(-5.82%)の1,830円、3位が北越コーポレーション〈3865〉で-74円(-4.20%)の1,688円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは115銘柄、年初来安値を更新したのは26銘柄でした。
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