(※写真はイメージです/PIXTA)

部下の指導に悩み、苦労しているビジネスパーソンは多いでしょう。声掛けの仕方ひとつで事態が思わぬ方向へ行ってしまうこともあるため、言葉選びには注意が必要です。本記事では、部下のなかでも「女性」に焦点を当て、円滑なコミュニケーションをとるために注意すべきことを、アナウンサーであり、女性社員が中心の企業を経営する樋田かおり氏が解説します。

応援の言葉かけのつもりが、クビ勧告!?

職場の女性メンバー数人でいつもの気軽なランチに行ったときのこと。1人が「自分にはスキルがないことが悩み。簿記の資格でも取ろうかなと思っている」と話し始めました。

 

彼女は社内で必要とされることをなんでもやってくれるありがたい存在でした。彼女のスキルアップを応援する気持ちで「いいですね!」と賛同し、「資格を取ることで社内の仕事にも役立つし、視野が広がって可能性が広がると思う」と返しました。

 

しかし、このことが思わぬ展開に……。数ヵ月後のことでした。別件で1対1のミーティングをしたとき、泣きながらこう言われたのです。

 

「私はもうこの会社に必要とされていないんですよね!」

 

まったく予期せぬ言葉に驚いて理由を聞くと、「あのとき、樋田さんが資格取得を勧めたから。私に転職しろっていうことですよね?」と返ってきます。そのようなつもりはなく、日ごろから頼りにしていること、純粋に向学心を応援しただけであると伝えると、安心した様子でまた泣き出してしまいました。

 

筆者はそれまでメンバーには包み隠さず話すことをよしとしてきました。しかし、このとき、上司である自分の一言は、よかれと思ってかけた言葉であっても、部下を傷つける可能性があることを思い知りました。

 

彼女はさまざまなリスクを気にしながら物事を進められる反面、心配しすぎるところがありました。当時はちょうど職場のメンバーが増えたタイミングで、「私には目をかけてもらえない」と自信を失っていたところに筆者の言葉がネガティブに働いたようです。

 

女性は気配りや想像力が働く一方、言葉を深読みして解釈してしまう人が多いように感じます。以来、女性部下に対する声掛けは「意図を添えること」、相手のタイプに合わせ、一度「どう受け止められるか」を考えたうえで発言することをルールにしています。仕事を頼むときも、「こういう理由があって、〇〇さんにお願いしたい」と説明します。

 

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