ポイントはレバレッジを落とすタイミング
投資戦略のポイントは、いつレバレッジを落とすかだ。これまでの一本調子の上昇局面ではNEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)(以下、日経レバレッジ上場投信)などのレバレッジETFを買い持ちしてきた人が多いだろう。
僕もそうである。いったん高値では売ったが急落局面では買い戻してきた。3月7日の大引け間際で日経レバレッジ上場投信を2万9,440円で買い、今日の寄り付き3万1,470円で売ったので2,000円の値幅は抜けている。
しかし、3月7日の大引けから今日の寄り付きまでの日経平均は1,300円上昇した。2倍きっちりは獲れていない。
もちろん、レバレッジETFは約定からその翌日までの2日間の値動きが2倍になるように設計されているのであり、それ以上の間隔が空き、かつ、そのあいだに上下動があれば連動率が下がる。端的にいって、もみ合いになれば効率(パフォーマンス)が悪化する。
売ったといっても保有する一部を売ったに過ぎず、まだレバレッジETFのポジションを残しているが、ここからは売り上がる方針だ。
もちろん日本株の先高を見ているので単純に売ってしまうつもりはない。レバレッジETFを売ったら、レバレッジのかかっていない、シンプルなインデックスに乗り換えるつもりである。
エクスポージャーを落とすということだ。一本調子の上昇はそろそろ終わり、もみ合い局面が多くなると見ているからである。
広木 隆
マネックス証券株式会社
チーフ・ストラテジスト 執行役員
注目のセミナー情報
【海外不動産】12月18日(木)開催
【モンゴル不動産セミナー】
坪単価70万円は東南アジアの半額!!
世界屈指レアアース産出国の都心で600万円台から購入可能な新築マンション
【事業投資】12月20日(土)開催
東京・門前仲町、誰もが知る「超大手ホテルグループ」1階に出店!
飲食店の「プチオーナー」になる…初心者も参加可能な、飲食店経営ビジネスの新しいカタチとは?
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】
