「戸建て」は少額で始められて利回りが高い
浅井:戸建ても現物不動産投資の対象です。
山田:戸建ては高そうですね……。
浅井:100万円くらいから買えるんです。それに、利回りが高いんです。
鈴木:そうなんですか? 家を建てるときはもっとかかりますよね。
浅井:中古なので、安いんです。戸建ては融資を受けにくいので、基本的に中古で少額のものを現金で購入します。少しずつ不動産を増やしたい人に向いています。
山田:でも、中古で安いってことは、建物がボロボロだったりするんじゃ……。
浅井:基本的にリフォームをしてから貸し出すことになります。自分でDIYをしたり、DIY可能物件として貸し出したりすると、リフォーム費用を削減することができます。
戸建てのメリット
●利回りが高くなりやすい
築年数や地域によっては、100万円程度で購入できるものも多い。安く購入できるうえ家賃を高くしやすいので、利回りが高くなる。
●安い価格で購入しやすい
相続した戸建てが売りに出ていることが多い。利益ではなく資産整理のために売りに出しているので、安く購入しやすい。
●長期間利益を得られる
基本的にファミリーが住むため、単身者向けよりも長期間入居する人が多い。そのぶん家賃収入を長く得ることができる。
●物件の売り方が豊富
投資物件として売る以外にも、自宅を探している人向けに売ることや「古家(ふるや)あり」の土地として売ることもできる。そのため、売って利益を得る場合に売り手を見つけやすい。
戸建てのデメリット
●リフォームの費用・手間がかかる
リフォームの見積もりを取ったり、リフォーム後に確認をしたり何度も現地に行ったりと手間がかかる。そのため投資する物件を増やしにくい。
●融資を受けにくい
中古の戸建ては古い物件が多いため、融資を受けにくく、基本的に現金で購入する。リフォーム費用のみ融資を受けられる場合も。
●空室時の負担が大きい
長期間住む人が多いため、空室になるとリフォームが大変。また、持っている物件が少ないと、空室になったときの収入への影響が大きい。