為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、横ばいとなりました。1月31日に発表された豪州の2023年10-12月期の消費者物価指数(CPI)の前年比上昇率は市場予想を下回りました。豪州のインフレ鈍化が示され、早期利下げ観測が強まり、豪ドルの対円レートは下落しました。2月2日に発表された米国の1月の非農業部門雇用者数が市場予想に反して前月以上の大幅な増加となったことから、米ドル高・円安となり、連れて豪ドルの対円レートは上昇しました。また、6日に開催された豪州準備銀行(RBA)の金融政策決定会合では、インフレは鈍化しつつあるものの高水準であるとし、追加利上げの可能性を排除しない姿勢が示され、豪ドルの対円レートは上昇し、期間を通じて横ばいとなりました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、小幅に上昇しました。1月31日に発表された豪州の2023年10-12月期のCPIによりインフレの鈍化が示されたことで早期利下げ観測が強まり、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。その後、2月2日に発表された米国の1月の非農業部門雇用者数の大幅な増加や、8日に発表された米国の新規失業保険申請件数の市場予想以上の減少から米国の雇用情勢の堅調さが示されました。これらのことなどから米国の早期利下げ観測が後退し米国国債利回りが上昇したことに連れて、豪州3年国債利回りは上昇しました。
(2024年2月15日)
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「豪ドル/円」は期間を通じて横ばい ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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