為替
ここ2週間の豪ドルの対円レートは、上昇しました。1月3日に公表された2023年12月のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨や5日に発表された堅調な米雇用統計により、早期の利下げ期待が後退し円安米ドル高となったことに連れて、豪ドルレートは上昇しました。その後、8日に発表されたニューヨーク連銀の調査で1年先の予想物価上昇率が2021年1月以来の低水準となったことから米ドル安となる局面があり、豪ドルの対円レートの上値は抑えられました。
金利
ここ2週間の豪州3年国債利回りは、上昇しました。2023年12月のFOMC議事要旨や、堅調な米雇用統計によりFRB(米連邦準備制度理事会)の早期の利下げ期待が後退したことで米国国債利回りが上昇し、連れて豪州3年国債利回りは上昇(債券価格は下落)しました。その後米国で再度利下げ観測が強まると米国国債利回りは低下基調となりましたが、15日にECB(欧州中央銀行)高官らが早期の利下げ観測に対して慎重な姿勢を示すと、世界的に国債利回りが上昇し、連れて豪州3年国債利回りも上昇しました。
(2024年1月18日)
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『米早期利下げ期待の後退、円安米ドル高で「豪ドル対円レート」は上昇 ~ここ2週間のオーストラリアマーケット動向【解説:三井住友DSアセットマネジメント】』を参照)。
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