(※写真はイメージです/PIXTA)

堅調な米国景気を背景に、世界的な株高が続いています。新NISAのスタートにより投資に関心をもつ人も増えるなか、気になるのが「いまから投資をはじめても儲かるのか?」というところでしょう。そこで、フィデリティ・インスティテュート主席研究員でマクロストラテジストの重見吉徳氏が、足元注目される「米国・大型成長株」に焦点をあてて解説します。

割高のいま、「大型成長株式」への投資はNG

[図表6]に示すとおり、「各時点における益回り」と「その時点から10年間の実績リターン」は連動する傾向があります。

 

言い換えれば、「期待リターン(益回り)が低いときは株価が割高であるときであり、そうしたタイミングで投資をするとリターンは低くなる」ということです。

 

これに従うと、(現在の株価が割高なために)今後、10年間の実績リターンは0%~5%程度にとどまると目算されます。

 

[図表6]米国・大型成長株式の益回りと実績リターン
[図表6]米国・大型成長株式の益回りと実績リターン

 

また、[図表7]に示すとおり、「各時点におけるPER(株価収益率)」と「その時点から10年間の実績リターン」には「右肩下がり」の傾向があります。

 

これは[図表6]を異なる角度から眺めたにすぎず、①株価が割高であるときに投資をするとリターンは低くなる、②(現在の株価が割高なために)今後、10年間の実績リターンは0%~5%程度にとどまると目算される点は同じです。

 

[図表7]米国・大型成長株式のPER(株価収益率)と実績リターン
[図表7]米国・大型成長株式のPER(株価収益率)と実績リターン

[図表7]米国・大型成長株式のPER(株価収益率)と実績リターン


 

 

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重見 吉徳

フィデリティ・インスティテュート

首席研究員/マクロストラテジスト

 

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