割高のいま、「大型成長株式」への投資はNG
[図表6]に示すとおり、「各時点における益回り」と「その時点から10年間の実績リターン」は連動する傾向があります。
言い換えれば、「期待リターン(益回り)が低いときは株価が割高であるときであり、そうしたタイミングで投資をするとリターンは低くなる」ということです。
これに従うと、(現在の株価が割高なために)今後、10年間の実績リターンは0%~5%程度にとどまると目算されます。
また、[図表7]に示すとおり、「各時点におけるPER(株価収益率)」と「その時点から10年間の実績リターン」には「右肩下がり」の傾向があります。
これは[図表6]を異なる角度から眺めたにすぎず、①株価が割高であるときに投資をするとリターンは低くなる、②(現在の株価が割高なために)今後、10年間の実績リターンは0%~5%程度にとどまると目算される点は同じです。
[図表7]米国・大型成長株式のPER(株価収益率)と実績リターン
重見 吉徳
フィデリティ・インスティテュート
首席研究員/マクロストラテジスト
注目のセミナー情報
【事業投資】1月13日(火)開催
トップ経営者が実践する節税方法を公開!
「即時償却による節税」×「想定利回り9.6%以上」×「手間なし」
無人運営コワーキングスペース「マイクロFCオーナー制度」の全貌
【国内不動産】1月17日(土)開催
建築会社だから実現する安定利回り6%・短期売却で30%超のリターン
東京23区で始める「土地から新築RC一棟投資」実践法
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

![[図表6]米国・大型成長株式の益回りと実績リターン](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/4/1/540/img_413cc09e8ec520d8081f9eb7a0a9e7b9167163.jpg)
![[図表7]米国・大型成長株式のPER(株価収益率)と実績リターン](https://ggo.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/540/img_65cb6bfa1aee60866a5671ee7afdfd22165049.jpg)