3―まとめ
50代になってからの老後資金の準備では、投資期間が10年を切ってきたら、リスクの少ない投資をすることが一般的にはおすすめとされることが多いが、50代前半の人は投資期間が15年程度あるし、50代後半及びそれ以降の人でも投資に自信のある人や資金的に余裕のある人は、新NISA等で米国株式インデックス等に連動する商品に一括投資することで高い収益を挙げることができる可能性がかなりある。
その場合、投資期間中に株価が大きく下落していても、売らずに投資を継続して気長に待ったほうが良い。早く時価が回復する可能性が高いので、むしろ、追加で一括投資をしても良いくらいだ。
結論としては、50代になっても老後資金等の資産形成は十分間に合う。今投資経験がなくても、投資を始めれば、投資の経験とか知識とかが身についてくるものだと思う。
自信がなければ信頼できる金融機関やシンクタンク等でプロの意見を聞けば良い。適切な投資対象を選んで、投資を始め成功体験を積んで、より効率良く資産形成が出来ることを心から祈念したい。
そのためにも新NISAを十分活用して、なるべく早く投資を開始することをお勧めしたい。
【参考】
40歳以下の若い人は以下のレポートを参照してください。
2023年4月28日「確定拠出年金やNISAでは何に投資したら良いのか【2023年3月版】-国内債券型、国内株式型、外国株式型等でパフォーマンスを比較してみた」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=74672?site=nli
2023年7月28日「新NISAでは何にどのように投資したら良いのか-長期の資産形成ではリスクよりもリターンを気にすべき」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=75635?site=nli
2023年8月17日「新NISAでは何に投資したら良いのか(続編)-長期投資ではやはりリスクよりもリターンを気にすべき」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=75863?site=nli
2023年12月22日「長期投資におけるリターンとリスク-長期投資では年率リターンと年率リスクで判断してはいけない」
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=77054?site=nli
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