中高年・高齢者にも単身者向けマンションが人気
30㎡以上の広さがある区分マンションであれば、住宅ローンが組める可能性があります。都市銀行の住宅ローンは難しいかもしれませんが、取引実績のある金融機関で事情を説明することで、住宅ローンを適用してくれる可能性は十分にあります。
昨今は、若者だけでなく、中高年から高齢者まで、単身者が増加しています。その結果、単身者向けの区分マンションであっても、「マイホームとして購入したい」という需要があるのです。
こういったニーズに対しては、ファミリータイプのマンション同様、空室にしてリノベーションを行ったうえで売却したほうが、高値で売れる可能性が高まります。
マイナス金利の影響で購入意欲も上がっている
投資用ではなくエンドユーザーにマイホームとして売るのであれば、思い切って1DKの間取りを、広めの1Kに変更するというのも手です。その際、ファミリータイプのマンションの販売広告などが参考になります。部屋に素敵な家具やインテリアを配置して、モデルルームをつくるような感覚です。
何もないガランとした部屋を見ても、自分が住むイメージは湧かないものです。ですから家具などをレンタルしてディスプレイするのは、とても効果的なのです。
マイナス金利の影響で、住宅ローンを組むのに有利な状況です。今の家賃と変わらない月額返済でローンが組めるとなれば、単身者でもおのずと購入意欲が高まります。
物件の広さや立地にもよりますが、利回りとは違う観点で売買代金を算出してみると、業者よりもユーザー向けのほうが、高く売れる場合もあるということです。