(※写真はイメージです/PIXTA)

「結局、持ち家と賃貸はどっちがいいの?」……長いあいだ議論されるこの問題。『元国税専門官がこっそり教えるあなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)著者の小林義崇氏は、「税制をうまく活用できるなら持ち家にしたほうが有利」だといいます。富裕層の多くが「100坪以下の持ち家」を好む理由から、持ち家の人だけが受けられる税制面でのメリットをみていきましょう。

実家が空き家に…持ち家なら「3,000万円」の特別控除も

持ち家のメリット③もらう(相続する)時…「空き家特例」

売却時の優遇税制措置は、相続のタイミングでも活用できます。たとえば両親が死亡して実家が空き家になった場合、以下の条件を満たすと3,000万円の特別控除を使えます。

 

<空き家特例の条件>

 

■亡くなった人が1人で住んでいたこと

■昭和56年5月31日以前に建築された家屋とその敷地であること

■相続開始から売却日まで継続して空き家であること

■売却代金が1億円以下であること

■2023年12月31日までに譲渡すること(延長の可能性アリ)

 

家は大きな買い物なので、こうした優遇税制措置のことを理解しておくことが大事です。制度をうまく活用できれば、広い家に住みながらも住居費を抑えることができます。

 

 

小林 義崇

マネーライター

Y-MARK合同会社代表/一般社団法人かぶきライフサポート理事

 

注目のセミナー情報

【国内不動産】4月26日(土)開催
【反響多数!第2回】確定申告後こそ見直し時!
リアルなシミュレーションが明かす、わずか5年で1,200万円のキャッシュを残す
「短期」減価償却不動産の節税戦略

 

​​【資産運用】5月10日(土)開催
金価格が上昇を続ける今がチャンス!
「地金型コイン」で始める至極のゴールド投資

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■月22万円もらえるはずが…65歳・元会社員夫婦「年金ルール」知らず、想定外の年金減額「何かの間違いでは?」

 

■「もはや無法地帯」2億円・港区の超高級タワマンで起きている異変…世帯年収2000万円の男性が〈豊洲タワマンからの転居〉を大後悔するワケ

 

■「NISAで1,300万円消えた…。」銀行員のアドバイスで、退職金運用を始めた“年金25万円の60代夫婦”…年金に上乗せでゆとりの老後のはずが、一転、破産危機【FPが解説】

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、小林義崇氏による著書『元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・再編集したものです。

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

元国税専門官がこっそり教える あなたの隣の億万長者

小林 義崇

ダイヤモンド社

【大反響! Amazonベストセラー第1位】"トップ3.5%の富裕層"が密かにやっていること 「富裕層」と聞くと、どんなイメージが浮かぶでしょうか? 高級ブランドのファッションに身を包み、自宅のガレージに何台もの外車が…

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧