※画像はイメージです/PIXTA

世界の富裕層から高い人気を誇るドバイ。いまや世界有数の高級リゾート地としてのポジションを確立している。一方で、同じアラブ首長国連邦のなかに“次のドバイ”として注目を集めているのが「ラアス・アル=ハイマ」。中東諸国で初めて「カジノ解禁」の動きがあり、世界の投資マネーが流入しているという。

IRがアラブ首長国連邦に2027年オープン予定

アラブ首長国連邦(UAE)の首長国の一つである、ラアス・アル=ハイマ(RAK)。そのラアス・アル=ハイマ市(RAKの主要都市)では、数百もの高級アパートメントやホテルの客室が開発段階にあり、かつて2004年のドバイがそうであったように、有利な投資チャンスが生まれている。ラアス・アル=ハイマ市はUAEの住民だけでなく、国際的な不動産購入者や投資家にとっても急成長の地となっており、その人口は2030年までに最大で60%増加すると予想されている。

 

今年初め、RAK政府は、RAK観光の未来に関する報告書をデータで公表。米国の統合型リゾート企業のウィン・リゾーツが計画するカジノリゾート施設、ウィン・アル・マルジャン・アイランド・リゾートの開業の効果により、2027年には900万人の海外観光客とドバイからRAKに訪れる地元観光客を創出する可能性があると述べている。

 

ウィン・アル・マルジャン・アイランド・リゾートの計画が進められているのは、ドバイ国際空港から車で45分、サンゴの様な形をした人工島、アル・マルジャン島。アラビア湾に4.5キロメートルにわたって広がり、4つの島から成り立っている。同じUAEのドバイのシンボルでもあるパーム・ジュメイラ島(ドバイの管轄区域沿岸に位置する人工島)の魅力に匹敵する観光地となっている。

 

ウィン・アル・マルジャン・アイランド・リゾート開発費は数十億ドル規模で、客室は1,000以上。ゲーミングエリア、ショッピング・ミーティング施設、コンベンションセンター、ラグジュアリースパ、10以上のレストラン、ラウンジなどを有し、カジノの建設はすでに始まっている。それに向けて、UAEでもカジノ解禁の動きが加速するとみられている。

 

ウィン・アル・マルジャン・アイランド・リゾート イメージ
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