志望大学合格を実現する「鬼管理」…人間関係まで見直しが必要な納得の理由【志望校合格率83%の塾講師が解説】

志望大学合格を実現する「鬼管理」…人間関係まで見直しが必要な納得の理由【志望校合格率83%の塾講師が解説】
(画像はイメージです/PIXTA)

志望大学へ合格するには、勉強だけでは十分ではありません。受験生自身のメンタル面や、人間関係にも見直しのポイントがあります。「鬼管理」を実行するための6つの法則のうち、④~⑥を解説します。※本連載は、菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

⑤人間関係を見直そう

学校の定期試験シーズンにファストフード店やファミリーレストランに行くと、中高生のグループが教科書やノートを広げている姿がよく見られます。テスト勉強を一緒にやろうということなのでしょうが、こうした勉強が本当にテスト対策になるのか。私に言わせればただの時間の無駄です。実際、こうした人たちが一心不乱に勉強していることはほとんどなく、おしゃべりしては笑い合ったりしている時間のほうがずっと多いからです。

 

これでは結果的に、お互いが真剣にテスト準備をしないよう監視・拘束し合って、勉強せずにテストを迎える仲間を増やしているようなものです。こんな状態を数時間続けていても、一人で黙々と取り組む生徒の10分程度の成果にも満たないのではないかと思います。

 

受験勉強で、周りと同じことをやっていても、周りの受験生と同じゴールにしか到達できません。そもそも志望大学に合格できる受験生が全体の1割、難関大学に合格できるのも1割という現実があります。そういう状況下で周りと同じことをやっていて、本当に1割になれると思いますか?

 

仲の良い友達と一緒に自習室に行くことを否定はしませんが、前後におしゃべりや待ち合わせで時間を取られていてはかえってマイナスです。そもそもその勉強は、友達と一緒でないとできないことではないはずです。

 

別に私は友人関係を絶てとか、友達のLINEを全員ブロックしろと言うつもりはありません。ただすべてが志望校への距離を縮める行動でなければならないという大原則があるなかで、友達と常に行動をともにする必要が本当にあるかを考えてほしいのです。

 

例えば家に帰ったあとの勉強の成果を報告し合ったり、励まし合ったりするなど、互いに志望校合格を目指して切磋琢磨する前向きな関係であればいいですが、逆に足を引っ張り合うような付き合いならばそんな友人関係は見直すべきです。

 

本当に君のことを思ってくれる友達だったら、君の目標を尊重し、応援し、最低でも邪魔にならないようにしてくれるはずです。ましてや、勉強しているはずの時間に安易に連絡をよこしてくるような人だったら、君のことを大切に思っている友達ではありません。

 

恋愛も同じです。お互いの勉強時間を尊重し、励まし合える関係ならいいのですが、多くの場合、ただ会いたいとか話をしたいという気持ちが勝ってしまい、勉強に集中できないという結果につながりがちです。

 

人生100年時代といわれるなかで、その後の人生を大きく左右する大学受験期というのはわずか1年前後です。志望大学に合格すれば、友達や異性といくらでも会う時間はありますし、同じように努力してきた仲間たちとの新しい出会いもたくさんあります。今、やりたいと思っていることは本当に今やるべきことなのか、今しかできない受験勉強より優先すべきことなのかどうかをよく考えて判断し、行動すべきです。

 

次ページ⑥他責思考を捨てろ

※本連載は、シンゲキ株式会社・代表取締役社長 菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、編集したものです。

3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

菅澤 孝平

幻冬舎メディアコンサルティング

偏差値30アップも夢じゃない! 最短ルートでの志望校合格は「管理」がカギを握る! 勉強スケジュール・生活習慣・モチベーションの徹底管理する、著者が考案した勉強法「鬼管理」で自身のポテンシャルを引き出し合格をつか…

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