志望大学合格への道…必要な学力を身につける「鬼管理」とはなにか?【志望校合格率83%の塾講師が直伝】

志望大学合格への道…必要な学力を身につける「鬼管理」とはなにか?【志望校合格率83%の塾講師が直伝】
(画像はイメージです/PIXTA)

志望大学合格のためには、合格するために必要となる勉強を洗い出し、いつ、どこで、何を、どのぐらい頑張る必要があるのかを具体化しなければなりません。それらを管理・実践するのが「鬼管理」という勉強法です。ここでは、「鬼管理」を実行するための6つの法則のうち、①~③について解説します。※本連載は、菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋・再編集したものです。

具体性のないスケジュールには意味がない

これまでの記事では「受験に失敗する7つの要因」について見ていきました。

 

①やらなければいけないと分かっていても気が向かない

 

②勉強のやり方が分からずやりがいがない

③塾や予備校に通っているのに成績が伸びない

④”自己流”はただの遠回り

⑤受験勉強「以外」の時間はダラダラしている

⑥高校受験と大学受験を同じように考えている

⑦成績が伸びないのは地頭が悪いからではない

 

★第1回『受験生の半分以上が「受験に失敗している」という現実…根本原因はどこにあるのか?【志望校合格率83%の塾講師が解説】 』 

 

★第2回『【大学受験】せっかく塾や予備校に通っても…「こなすだけ」の勉強では効果がないといえるワケ〈志望校合格率83%の塾講師が直伝〉』 

 

★第3回『合格できる大学レベル、一般的な勉強法では「合格した高校の偏差値」10ぐらい下が妥当なラインとなる理由【志望校合格率83%の塾講師が直伝】  

 

ではどうすればこれらをクリアして合格への道を切り開けるのか? その具体的な方法を紹介していきます。

 

一般に難関大学に合格するには3000時間の正しい自学自習が必要といわれています。3000時間の勉強を1年間で終えるには、365日で単純に割り算をすると、1日あたり8.2時間の勉強が必要になります。学校のある平日にこれだけの勉強をするのは難しいので、平日は6時間、休日や長期休みには13時間の勉強時間を確保しなければなりません。

 

一人でそんなに勉強することができるだろうか、と多くの受験生が不安に感じるはずです。

 

もちろんこれだけの勉強を着実にこなしていくには、勉強のスケジュールや生活全般、勉強法に至るまで、徹底的に管理する必要があります。なぜなら限られた時間のなかで最大限効果を上げるためには、極力無駄を排して効率的に勉強を進めなければならないからです。

 

ただやみくもに勉強するだけでは、最短距離での成績アップは望めません。必ずゴールから逆算した計画を立て、必要な学習を正しい方法で継続していく必要があり、それを着実に実行していくには勉強と生活全般の管理=マネジメントが欠かせません。

 

受験生が最短距離で志望大学合格をつかむためには、合格までに必要な勉強を逆算して学習計画を立て、行動を1日ごとに管理し、何をすればいいのかを常に明確化することが必要です。ところが多くの受験生が自分で立てているような不完全な学習計画は、ここでいう正しい管理にはつながらないのです。

すべてを具体化する「鬼管理」とは

そこで、着実に合格に必要な勉強を実行していく管理術として私が提案しているのが「鬼管理」です。

 

ご存じのとおり、鬼はもともと忌み嫌われる想像上のモンスターではありますが、最近は「とても」あるいは「程度がはなはだしい」という意味で、若い世代を中心によく使われるようになっています。鬼管理の鬼は後者の意味で、ただの管理ではなく成果を実感できる管理、本物の管理という意味で使用しています。

 

そういわれても、普通に学習計画を立てて実行していく方法と何が違うのか、と疑問をもつ人も多いと思います。鬼管理の本質は、「抽象的な要素を排除し具体化を徹底する」点にあります。

 

抽象的とは具体性に欠けていて実態が明確ではないことです。例えば、ある人が「自分は本が好きだ」と言ったとします。ただそれだけでは、漫画なのか、小説なのか、それとも実用書なのかまったく分かりません。「本」という言葉は抽象的で何の本か分からないので、正しく伝えるには「自分は漫画が好きだ。そのなかでもバトル物が好きで、○○という漫画に今はまっている」などと具体化する必要があります。

 

同じように、「受験に向けて勉強を頑張ろう」という決意をしたところで、抽象的過ぎてなんの具体性もありません。これでは何をいつ、どこで、どれぐらい、どうやって勉強するかも分からず、そもそもそれが合格に必要な勉強なのかも分かりません。

 

受験勉強の場合、志望大学合格のために必要な学力を身につけることが求められます。

 

そのために必要な勉強は何かを洗い出し、いつ、どこで、何を、どのぐらい頑張る必要があるのかを具体化しなければなりません。

 

それを受験本番までにすべて終えられるよう計画に落とし込み、今日はどのような勉強をどこまで進めればいいのか、明日はどのような勉強をどこの領域まで進めればいいのか、この科目のやり方はどのような手順で行えばいいのかを徹底的に具体化してこそ、成果を出せる計画になります。

 

本番までの期間が短いほど、当然ながら1日の勉強時間は長くなります。それだけの勉強時間を確保し、パフォーマンスを最大化するためには、勉強時間以外の生活にも管理が必要になります。勉強も含めた生活すべてを管理することで、ようやく志望大学に届くだけの力を積み上げ、合格をつかむことができるのです。それらの行動を私たちは「鬼管理」と定義しています。

 

入試に向けて準備できる時間は限られており、1分1秒も無駄にはできません。受験生の行動はすべてが成績向上につながる必要があり、関係のない無駄な行動をしている暇はありません。鬼管理では、やるべきことを徹底的に具体化するのはもちろん、やらないことや諦めることも具体化していきます。

 

「やらないこと」のなかには学校での授業も含まれます。限られた時間内で結果を出すためには、受験に特化した時間の使い方を実践しなければなりません。合格できない受験生の特徴の一つに、「授業を受ける受験生」ということがあります。

 

受験に無関係な授業や通り一遍の教科書どおりの授業ははっきり言って時間の無駄です。学校推薦を受けるなら日頃の授業も大切でしょうが、そうでなければ受験に不要な授業は切り捨ててもよいと思います。しっかり勉強して入試で合格すればいいだけの話ですから。

 

さらに学校での授業は、全員に対して同じ解説・同じスピードで行います。どれだけ理解していても先には進めませんし、どれだけ理解できていなくても、周りに合わせて進んでいきます。誰もが損をする仕組みなのです。

 

ですから合格のためには授業ではなく、自学自習が基本となります。鬼管理はそれを目指す人のための強力な武器となるはずです。

 

受験生自身が正しい自学自習を継続すれば、成績は上がっていきます。それを着実に実行していくために生活全般を徹底的に管理すること、これが鬼管理のエッセンスであり、志望大学合格をつかむために必要な行動なのです。

 

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    ※本連載は、シンゲキ株式会社・代表取締役社長 菅澤孝平氏の書籍『3カ月で志望大学に合格できる鬼管理』(幻冬舎メディアコンサルティング)より一部を抜粋し、編集したものです。

    3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

    3カ月で志望大学に合格できる鬼管理

    菅澤 孝平

    幻冬舎メディアコンサルティング

    偏差値30アップも夢じゃない! 最短ルートでの志望校合格は「管理」がカギを握る! 勉強スケジュール・生活習慣・モチベーションの徹底管理する、著者が考案した勉強法「鬼管理」で自身のポテンシャルを引き出し合格をつか…

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