多くの受験生に共通の悩み
勉強しなければいけないのは分かっているけどやる気が出ない。
勉強するにも何をすればいいのかよく分からない。
予備校に通っているのに成績が上がらない。
地頭が悪いからどうせ勉強しても志望校には届かないだろう。
多くの受験生が、こんな共通の悩みを抱えながら日々の受験勉強に励んでいるはずです。でもちょっと待ってください。みんな同じように悩んでいるからといって、それでいいはずはありません。同じ悩みを克服した人だけが、合格という栄冠を手に入れられるはずです。
もちろん塾や予備校の授業を受けたり、評判の良い参考書や問題集にあたってみたりとそれぞれに努力をしているはずです。ところが現役生で第一志望に合格できた人の割合は、だいたい10~30%くらいの数字です。
確かに塾や予備校ごとに調べ方も主なターゲットの学校も異なりますから正確とは言い切れません。しかし現実として半分以上の人は受験に「失敗」しているのです。
こんな話を聞くと、ますますやる気になれない、努力は無駄だと思う人もいるはずです。しかしそんなことで見切りをつけて諦めてしまうのは馬鹿げています。なぜなら合格に手が届かないのは結局、必要な勉強が足りなかっただけのことです。
そもそも勉強自体が無駄などということは絶対にありません。私自身は高校生のとき、自分の偏差値が30であるという事態に絶望しかけたことがありますが、その後の努力で結果的に難関大学に合格することができました。だからこそ自信をもって断言できるのです。
とはいえ、それが分かっていても実際に理想的な受験勉強を続けていくことが難しいのも事実です。私が経営するオンライン塾の塾生にも、入塾前後の時期には「やらなければいけないとは思うけどやる気が出ない」「何をすればいいのか分からない」という悩みを打ち明けてくる人はいます。これは何十年も昔から受験生のほとんどが抱えてきた永遠の課題であり、現代の多くの受験生にとっても共通の問題なのだと改めて思います。
しかし多くの受験生がこの問題を乗り越えて合格を勝ち取っていることも紛れもない事実です。だから君にできないはずは絶対にないのです。
とはいえ、受験に失敗してしまう要因は確かにあります。そしてそれらを生み出したいくつもの認識によってみんな進むべき道を見誤っているのです。そういった間違った認識を改め、正しい勉強法を身につけるメソッドが「鬼管理」です。
たいていの受験生はまず学校での授業を第一に考え、それ以外の時間を受験勉強に充てようと考えています。しかし難関大学受験を突破しようと思ったら、その考えは捨てるべきです。
他人が自転車に乗っている姿を見て、自転車に乗れるようにはなりません。自分で自転車に乗ろうとするから乗れるようになるのです。受験勉強も同じです。つまりは自分で勉強をしないと成績は上がらないのです。合格するための勉強の基本は「自学自習」つまり自分ですべてを管理し、自分一人の力で勉強することです。
受験に失敗する「7つの要因」
しかしそれは簡単なことではありません。だからこそ「鬼管理」によって正しい勉強法を身につける必要があるのです。
具体的な「鬼管理」の説明の前に、よくある受験の失敗例を知っておきましょう。
受験に失敗する7つの要因
①やらなければいけないと分かっていても気が向かない
②勉強のやり方が分からずやりがいがない
③塾や予備校に通っているのに成績が伸びない
④”自己流”はただの遠回り
⑤受験勉強「以外」の時間はダラダラしている
⑥高校受験と大学受験を同じように考えている
⑦成績が伸びないのは地頭が悪いからではない
たとえ「鬼管理」を知っても、これらの例に該当していては意味がありません。