保険料に月8万円払い続ける40代サラリーマン夫婦、衝撃…加入件数4,000万件超えの「医療保険」に実は“入らなくていい”納得のワケ【保険のプロが解説】

保険料に月8万円払い続ける40代サラリーマン夫婦、衝撃…加入件数4,000万件超えの「医療保険」に実は“入らなくていい”納得のワケ【保険のプロが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

生きていくうえでの「安心」を買うために、我々が加入している「保険」。仮に、時代の変化を反映した新商品が登場したとしても、利用すべき保険は実はとても限られている、ということをご存じでしょうか。保険商品の仕組みから業界の裏事情まで知る、オフィスバトン「保険相談室」代表の後田亨氏が、保険の必要性について、やさしく、シンプルに解説します。

医療保険の必要性はもともと低い

(後田):お2人がそれぞれ加入なさっている「医療保険」。これは、ケガや病気に備えたいということでお入りになったんですよね?

 

(五十嵐有司):そうですね。

 

ご契約内容を再度、確認しておきましょう。[図表2:五十嵐夫妻が加入する終身医療保険の契約内容]

 

出所:後田 亨氏著『この保険、解約してもいいですか?』(日経BP)より抜粋
[図表2]五十嵐夫妻が加入する終身医療保険の契約内容 出所:後田 亨氏著『この保険、解約してもいいですか?』(日経BP)より抜粋

 

 

(後田):お2人の契約では、入院時に1日当たり1万円の「入院給付金」が、入院1日目から、いわゆる「日帰り入院」でも支払われます。また、手術の種類に応じて5万~20万円の「手術給付金」が支払われます。

 

この医療保険には、お子さんが生まれる前からお入りになっていますよね。

 

(五十嵐美香):はい。医療保険は子どもがいるとか、いないとかに関係なく、入ったと思います。

 

(後田):なるほど。実際、生命保険の個人契約では、「医療保険」の契約件数が一番多くて、4,000万件以上あります。各種共済なども加えると5,000万件を超えているでしょう。それは、美香さんがおっしゃるように、家族構成などに関係なく、誰でも必要性を感じるからだと思います。
※生命保険協会「生命保険の動向2022年版」

 

(五十嵐美香):皆、考えることは同じなのかもしれないですね。 

 

(後田):そうですね。医療保険の必要性を感じる人は、非常に多い。けれど、私は逆に、医療保険の必要性はもともと低いと見ています。 

 

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次ページ医療保険の給付金は、「高額になりにくい」のが弱点

※本連載は、後田亨氏による著書『この保険、解約してもいいですか?』(日経BP)より一部を抜粋・再編集したものです。

この保険、解約してもいいですか?

この保険、解約してもいいですか?

後田 亨

日経BP

その保険、あなたに本当に必要ですか?―― 入るべき生命保険は「たった1本」、老後に保険はいりません。保険に入りすぎている「五十嵐夫婦」の素朴な疑問に、保険商品の仕組みから業界の裏事情まで知る著者が、とことんやさ…

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