(※写真はイメージです/PIXTA)

雑談たぬきは、匿名で書き込みができるインターネット掲示板のひとつです。雑談たぬきの投稿者は匿名であることから、誹謗中傷の被害に遭っても諦めてしまうケースもあるでしょう。しかし、発信者情報開示請求を行うことで、相手の身元を特定できる可能性があります。相手を特定して法的措置をとることで、再発防止にもつながるでしょう。本記事では、雑談たぬきでの開示請求の方法について、Authense法律事務所の弁護士が詳しく解説します。

雑談たぬきへの投稿へ開示請求をする際のポイント

雑談たぬきへの投稿へ開示請求をする際の主なポイントと注意点は次のとおりです。

 

無理に自分で対応しない

誹謗中傷への開示請求を無理に自分で行うことはおすすめできません。なぜなら、開示請求をして開示が認められるためには法令や裁判手続きに関する知識や経験が必要であり、自分で行うことは容易ではないためです。なんとか自分で行おうと調べているうちに時間が経ってしまい、ログが消えてしまうかもしれません。

 

また、相手に謝罪や投稿の撤回をさせようと、雑談たぬき上で直接反論することも避けたほうがよいでしょう。なぜなら、反論をした内容によっては法的措置をとるにあたって不利となったり、反対に相手から誹謗中傷で訴えられたりする可能性があるためです。

 

できるだけ早期に対応する

雑談たぬきで誹謗中傷の被害に遭ったら、できるだけ早期に対応しましょう。先ほども解説したように、対応が遅れるとログが消え、法的措置が困難となるおそれがあるためです。

 

焦って削除請求をしない

削除請求とは、投稿を削除するよう雑談たぬきの運営者側に請求をすることです。拡散されては困る内容が書かれた場合や個人情報が晒されている場合などには、投稿を早期に消してほしいと考えることでしょう。

 

しかし、焦って削除請求をすることはおすすめできません。なぜなら、削除が認められると投稿が消えることは喜ばしい一方で、開示請求に必要な証拠も消えてしまうことになるためです。そのため、削除請求を希望するのであれば、そのタイミングについて弁護士に相談したうえで行うことをおすすめします。

早めに弁護士へ相談を

雑談たぬきは、しばしば誹謗中傷の舞台となってしまいます。投稿者は匿名であることがほとんどであるため、対応を諦めてしまう場合もあるかもしれません。しかし、相手が匿名であったとしても、開示請求を行うことで相手を特定できる可能性があります。誹謗中傷に対して法的措置をとることで、再発防止にもつながるでしょう。

 

しかし、開示請求を自分で行うのは容易ではないうえ、対応が遅れれば開示が困難となります。そのため、誹謗中傷の被害に遭ったら、できるだけ早期に弁護士へご相談ください。

 

 

Authense 法律事務所

 

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