(※写真はイメージです/PIXTA)

アパート経営で重要な「物件選び」について、「駅からは近いほうがいい」や「築年数は浅いほうがいい」といった基本的な情報は知っている人も多いでしょう。しかし、当然ですが「駅近・築浅物件」であれば絶対に大丈夫とは限りません。では、好条件の物件でアパート経営に失敗してしまう投資家の共通点とはどのようなケースがあるか、みていきましょう。

不動産投資の成否を左右する「物件選び」の重要性

不動産投資は毎月安定した収益をあげられるほか、税金対策としても活用される人気の投資手法です。一方、投資の成否は物件によるところが大きく、保有物件に入居者が集まらなければ、赤字経営が続いてしまいます。

 

不動産投資の基本的な利益はインカムゲインです。インカムゲインとは定期的に得られる利益を指し、不動産投資では家賃収入が該当します。しかし、当然ですが入居者がいなければ家賃も得られないため、安定したインカムゲインを得るためには空室期間を作らないようにすることが重要です。

 

そもそも、「駅近・築浅物件」の物件を選んだほうがいいという根拠は、駅から遠く築年数が経過している物件よりも入居希望者が多い傾向にあるという点です。自身が住宅を探す場合、金銭的な条件を考慮しなければ、駅から遠く利便性が悪い物件よりも駅チカ物件を選ぶでしょう。

 

これは、多くの人が同様の考えを持っています。入居希望者が多い傾向にあるということは、その分空室リスクが抑えられるということを意味しています。

 

投資用不動産の物件を選ぶ際、人気が高く空室リスクが低減しやすいという点から、「駅近・築浅物件」にこだわって選ぶ方法は間違いではありません。

 

ただし、前述のとおりこれらの条件だけを盲信し、よく調べずにとにかく「駅近・築浅物件」でいいという選び方をすると、好条件の物件であっても失敗する危険性は十分にあります。

 

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本記事は『アパート経営オンライン』内記事を一部抜粋、再編集したものです。

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