配当利回りが相対的に高く、金融・素材を中心とした特色のあるセクター構成
オーストラリア株式市場は米国や日本と比べて規模は小さいものの、時価総額は約241兆円あり、投資対象としては十分な規模を有しています。また、配当利回りや配当性向は相対的に高い水準であることが特徴です(図1)。
オーストラリア株は、内需関連の金融セクターや資源関連の素材セクターの比重が大きく、情報技術セクターの比重が大きい米国株との分散効果が期待されます(図2)。
配当の積み上げ効果により、オーストラリア株は長期で安定したパフォーマンス
オーストラリア株はリーマンショックやコロナショックなど様々な危機を乗り越えて、長期的に上昇を続けています。トータル・リターンの内訳を見ると、米国株と比較して配当(インカム)の積み上げ効果によるパフォーマンスへの寄与が大きいことが分かります(図3)。
オーストラリア企業の高い利益率が配当の源泉に
オーストラリア企業の利益率は17%台と日米の企業と比較して相対的に高い水準です。配当は企業の利益から支払われているため、高い利益率による豊富なキャッシュフローは、オーストラリア株式市場の高い配当利回りに繋がっていると考えられます(図4)。
オーストラリア企業は、「配当による株主還元策」を特に重視する傾向があります。配当総額はコロナ危機からの底堅い回復を維持しています(図5)。
TOPIC:年金基金によるオーストラリア株式への資金流入が拡大
オーストラリア年金基金(スーパーアニュエーション)の総資産残高は、人口増加や拠出負担率の引き上げ等により、直近10 年間で約2.3倍まで増加しています。スーパーアニュエーションの資産構成を見ると、51.4%がオーストラリア株式となっており、こうした動きはオーストラリア株式相場の下支え要因になることが期待されます。
フランクリン・テンプルトン
カメハメハ倶楽部セミナー・イベント
【1/7開催】
高市政権、トランプ2.0、日銀政策、AIバブル…
2026年「日本経済と株式市場」の展望
【1/8開催】地主の資産防衛戦略
「収益は地主本人に」「土地は子へ」渡す仕組み…
権利の異なる2つの受益権をもつ「受益権複層化信託」の活用術
【1/8開催】
金融資産1億円以上の方のための
「本来あるべき資産運用」
【1/10-12開催】
「タックスヘイブン」を使って
節税・秘匿性確保はできるのか?
「海外法人」の設立法・活用法
【1/10-12開催】
遺言はどう書く?どう読む?
弁護士が解説する「遺言」セミナー<実務編>





