バブル崩壊から30年、ついに日本株復活の時代へ
私が「天井近し」と察知してから30年、日本はつい最近までデフレでした。いまもデフレから完全に脱却したわけではありませんが、コロナバブルを経たいま、ついにインフレの時代へ入ろうとしています。
インフレの時代は、預金の価値が目減りします。モノの価値が上がるからです。極端なことをいえば、昨日1,000円だったラーメンが、今日は1,500円になり、明日には2,000円になるのが、インフレです。
つまり、同じモノ・サービスを購入するにもかかわらず、以前よりも多くのお金を用意する必要が出てくるわけです。
一方、インフレになって、モノ・サービスの値段が上昇することで、企業の利幅が大きくなると、企業業績がアップして株価が上がり、景気が上向く可能性が出てきますから、株式投資を始めるまたとないチャンスです。株式投資をやっている人と、やっていない人とでは大きな差が生まれてしまう時代ともいえるでしょう。
コロナ禍前までのアメリカがその典型です。アメリカの富裕層の多くは、インフレという追い風を受けて、株や不動産でお金持ちになっていきました。
一方の日本は、これからです。長期的なデフレ時代が終わりを告げようとしているいま、アメリカの富裕層がそうであったように、私たち日本人も資産を増やす大チャンスを迎えているのです。
おそらく、日経平均株価は近い将来(私の読みでは2、3年以内に)「4万円」を突破するでしょう。いま3万円の日経平均が4万円になる読みならば、株式さえ買っておけば、半ば自動的に資産が増えていくことを意味しています。
銘柄選びさえ失敗しなければ、30万円が40万円に、300万円が400万円に、3,000万円が4,000万円になるということです。ちなみに、その間、銀行預金はほとんど増えることはありません。だからこそ、資産を増やしたいなら、株式投資を始めるべきなのです。
実際、「相場の波動」から見ても、新高値をつける方向に動いています。
それは為替も同じです。波動の法則から見ると、1ドル150円を再び突破する可能性は十分にあります。もし、150円を再び突破するようなことがあれば、次は1990年の160円台を目指すことになるでしょう。