投資家の菅下清廣氏は著書『50年間投資で食べてきたプロが完全伝授! 一生お金に困らない人の株式投資術』の中で、「インフレの時代に株式投資をすることがお金に困らない人生を手に入れるための近道となる」と言います。一体なぜでしょうか?その理由を本書から一部抜粋して紹介します。

これからは大企業の株が上昇していくことになる

もちろん、150円を突破しない可能性も十分あります。その場合は、150円近辺で2つの天井、すなわち「ダブルトップ」を形成する可能性を考えておくとよいでしょう。

 

ダブルトップを形成したあとは、大きく下落する可能性が高いため、株式投資の世界では「売りのサイン」と考えられています。

 

話を元に戻すと、「円安は日本経済にとってマイナス」と考える識者も多いのは事実ですが、私はケースバイケースだと考えています。

 

「円安」も株価上昇の要件のひとつです。逆に「円高」というのは株価上昇を妨げる要素でもあるため、単純に「円高はよいもので、円安は悪いもの」と考えることに、私は反対です。

 

繰り返しになりますが、2、3年以内に、日経平均4万円、1ドル160円台の時代がやってくる可能性は十分にあります。私はこれまで、短期的に資産を増やすには「グロース株(成長株)」一択というスタンスで、株式市場と向き合ってきましたし、私が会員向けに行なっている情報発信「スガシタボイス」の会員の方や、書籍の読者の方にそのようにお伝えしてきました。

 

しかし、ひとたび株高時代が到来したなら、グロース株(成長株)だけでなく、バリュー株(割安株)も上がることになります。

 

すでに、銀行株、商社株は上昇しつつありますが、これからは長らく株価が低空飛行を続けていた「大企業」の株も上昇していくことになるでしょう。初心者の人が始めるのに、またとないチャンスです。

 

※本連載は、菅下清廣氏による著書『50年間投資で食べてきたプロが完全伝授! 一生お金に困らない人の株式投資術』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。

50年間投資で食べてきたプロが完全伝授! 一生お金に困らない人の株式投資術

50年間投資で食べてきたプロが完全伝授! 一生お金に困らない人の株式投資術

すがした きよひろ

KADOKAWA

百戦錬磨のプロ投資家が、イヤでもお金が増えるデフレ時代の投資術を解説! 投資に使えるお金はあんまり多くないけれど、一生お金の心配をして暮らすのはつらい… そんな人のために、50年間山も谷も超えて勝ち残り、投資で…

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