これからは大企業の株が上昇していくことになる
もちろん、150円を突破しない可能性も十分あります。その場合は、150円近辺で2つの天井、すなわち「ダブルトップ」を形成する可能性を考えておくとよいでしょう。
ダブルトップを形成したあとは、大きく下落する可能性が高いため、株式投資の世界では「売りのサイン」と考えられています。
話を元に戻すと、「円安は日本経済にとってマイナス」と考える識者も多いのは事実ですが、私はケースバイケースだと考えています。
「円安」も株価上昇の要件のひとつです。逆に「円高」というのは株価上昇を妨げる要素でもあるため、単純に「円高はよいもので、円安は悪いもの」と考えることに、私は反対です。
繰り返しになりますが、2、3年以内に、日経平均4万円、1ドル160円台の時代がやってくる可能性は十分にあります。私はこれまで、短期的に資産を増やすには「グロース株(成長株)」一択というスタンスで、株式市場と向き合ってきましたし、私が会員向けに行なっている情報発信「スガシタボイス」の会員の方や、書籍の読者の方にそのようにお伝えしてきました。
しかし、ひとたび株高時代が到来したなら、グロース株(成長株)だけでなく、バリュー株(割安株)も上がることになります。
すでに、銀行株、商社株は上昇しつつありますが、これからは長らく株価が低空飛行を続けていた「大企業」の株も上昇していくことになるでしょう。初心者の人が始めるのに、またとないチャンスです。