ハンバーガー店で「毎回同じ量のケチャップをかけてハンバーガーを作る」ができない従業員…「かける訓練」より有効な、根本的解決策【経営コンサルが解説】

ハンバーガー店で「毎回同じ量のケチャップをかけてハンバーガーを作る」ができない従業員…「かける訓練」より有効な、根本的解決策【経営コンサルが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「仕事ができない人」に頭を悩ませている経営者も多いでしょう。残念ながらそうした従業員は一定数おり、彼らを活躍させられるかどうかが経営陣の腕の見せ所です。本記事では、中小・成長企業の経営陣に向けて、仕事ができない人への対応と指導方法について、仕組み経営株式会社の取締役・清水直樹氏が解説します。

できなくても辛抱強くサポートすべき社員の「特徴」

その人が諦めるまで諦めない

「その人が諦めるまでは自分も諦めない」とは、「どんなに仕事ができない人であっても、その人が成長したり、仕事で成果を出そうと思っているうちは、辛抱強くサポートし、こちらが先に諦めることをしない」ということです。

 

――ただし、貢献心がある場合のみ

ただし、これには条件があります。それは、その人に貢献心がある場合に限る、という条件です。その人が会社や同僚、顧客に貢献しようと努力している場合には、それを支援します。しかし、もしそうでないならば、残念ながら自社には合わない人である、ということになります。

 

貢献心が無いということは、そもそも会社の方針や理念に共感していない人である、ということです。この場合、一緒に働き続けてもお互いが不幸になるだけです。

 

■人の成長スピードには差がある

貢献心がある人に対しては時間をかけて成長を支援します。そもそも人の成長スピードには個人差があります。仕事ができる人と仕事ができない人の差は、能力の差というよりも、成長スピードの差であることも多いのです。

 

ある人は1ヵ月でマスターできることであっても、別の人にとっては3ヵ月かかることもあります。これは仕事であろうが、運動であろうが同じことです。

 

人を直すのではなく、仕組みを直す

「人を直すのではなく、仕組みを直すことで成果を上げる」という考え方に沿うと、社員がうまく仕事をこなせないのであれば、それはその人本人というよりも、会社が用意した仕組みに問題がある、ということです。

 

人の考え方や能力はそう簡単には変えることができません。しかし、会社の仕組みは経営者の意志次第ですぐに変えることができます。

 

であれば、仕事ができない、能力が低い人でも成果が出るような仕組みを創ったほうが、長期的には会社としては賢い選択肢といえるのです。

 

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