できなくても辛抱強くサポートすべき社員の「特徴」
その人が諦めるまで諦めない
「その人が諦めるまでは自分も諦めない」とは、「どんなに仕事ができない人であっても、その人が成長したり、仕事で成果を出そうと思っているうちは、辛抱強くサポートし、こちらが先に諦めることをしない」ということです。
――ただし、貢献心がある場合のみ
ただし、これには条件があります。それは、その人に貢献心がある場合に限る、という条件です。その人が会社や同僚、顧客に貢献しようと努力している場合には、それを支援します。しかし、もしそうでないならば、残念ながら自社には合わない人である、ということになります。
貢献心が無いということは、そもそも会社の方針や理念に共感していない人である、ということです。この場合、一緒に働き続けてもお互いが不幸になるだけです。
■人の成長スピードには差がある
貢献心がある人に対しては時間をかけて成長を支援します。そもそも人の成長スピードには個人差があります。仕事ができる人と仕事ができない人の差は、能力の差というよりも、成長スピードの差であることも多いのです。
ある人は1ヵ月でマスターできることであっても、別の人にとっては3ヵ月かかることもあります。これは仕事であろうが、運動であろうが同じことです。
人を直すのではなく、仕組みを直す
「人を直すのではなく、仕組みを直すことで成果を上げる」という考え方に沿うと、社員がうまく仕事をこなせないのであれば、それはその人本人というよりも、会社が用意した仕組みに問題がある、ということです。
人の考え方や能力はそう簡単には変えることができません。しかし、会社の仕組みは経営者の意志次第ですぐに変えることができます。
であれば、仕事ができない、能力が低い人でも成果が出るような仕組みを創ったほうが、長期的には会社としては賢い選択肢といえるのです。
《最新のDX動向・人気記事・セミナー情報をお届け!》
≫≫≫DXナビ メルマガ登録はこちら