被害に遭った際に「やってはいけないこと」
VTuberが誹謗中傷の被害に遭った場合、対応を誤ると、法的措置が難しくなったり被害が拡大したりするおそれがあります。そのため、次のような対応は避けたほうがよいでしょう。
相手に直接言い返す
誹謗中傷をされた場合にもっとも避けるべきなのは、相手へ直接言い返すことです。相手へ直接言い返すと、火に油を注いでしまい、誹謗中傷がエスカレートしたり、被害が拡大したりするおそれがあるためです。また、言い返した内容によっては、法的措置をとるにあたって不利となる可能性もあるでしょう。相手に対して直接反論をしたくなることもあるかと思いますが、その前に弁護士に相談しましょう。
焦って削除請求をする
VTuberが誹謗中傷の被害に遭った場合、その内容によっては、すぐに消してほしいと考えることもあるでしょう。しかし、焦って削除請求をすることはおすすめできません。
なぜなら、削除請求が認められて投稿が削除されてしまえば、法的措置をとる際に必要となる証拠が消えてしまうこととなるためです。そのため、投稿の削除請求をする前に、必ずスクリーンショットなどでしっかりと誹謗中傷の証拠を残す必要があります。
また、可能であればスクリーンショットの撮影後すぐに削除請求をするのではなく、削除請求をしたい場合であっても、弁護士への相談を終えるまで待っていただくことをおすすめします。
なぜなら、自分で撮影したスクリーンショットが不十分であることもあり、弁護士が追加で撮影したい場合もあるためです。相談時点ですでに投稿が消えてしまっていれば、追加で撮影することができません。
対応を諦める
VTuberへの誹謗中傷への法的措置では、実在の人物への誹謗中傷とは異なる論点の検討も必要となります。また、VTuber自体の登場から日が浅く、裁判例の蓄積も十分ではありません。そのため、法的措置をとることが難しいと考えて、諦めてしまう場合もあるでしょう。
しかし、対応を諦める必要はありません。先ほど解説したように、VTuberへの誹謗中傷で損害賠償請求が認められる可能性は、十分にあるためです。ただし、相談先の弁護士は、次で解説をするようによく選定することをおすすめします。
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