店舗設計をプロに任せず、自分たちで
澤上 そういう経営方針だから、毎年、どんどんお店を出すのではなく、2年とか3年に1店舗増やすというやり方。お店の設計もプロの設計士を雇うのではなく、店員が自ら店舗設計をするわけ。今度ここにお店を出そうと考えれば、お客さんにとって、一番いいと思ってもらえるお店を、自分たちの経験で設計するわけ。そうなふうにしているから、ますますもってお客さんには便利なわけ。そのため、じわじわじわじわとお客さんが増えてくる。これは面白い会社だと考えた。
だけど、会社の規模もまだ小さく、うちの買いで株価が急騰しないように、株を少しずつ買っていくのも大変だった。それもあって、将来どこかで売って利益確定など至難の業。でも「売れなくともいいや」と買っていった。その当時の株価は200円とか300円。そしたら、今、2,000円とか3,000円になっている。
企業への応援の意味で株購入も、結果的に株価が上昇
最初買った時には、経営効率が悪くて、そこそこ利益が出ている会社に過ぎなかった。だけど、お客さんはむっちゃ喜んでいる。そういう意味において、この会社は大事な会社だった。だから応援せにゃいかんということで、ずっと応援してきたわけ。そしたら結果的に株価も大きく上がった。
澤上 篤人
公益財団法人 お金をまわそう基金
代表理事
渡部 清二
複眼経済塾
代表取締役塾長
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