(※写真はイメージです/PIXTA)

親に万が一のことが起きる前に、親の資産状況を把握しておくことが大切です。また、親の介護が必要になった場合、きょうだい間で援助する必要がでてきます。そこでもっとも重要なのが「負担が均等であること」です。今回はFP監修のもと、「モメない介護」の極意をみていきましょう。※本記事は、上大岡トメ氏による著書『マンガで解決 親の介護とお金が不安です』(主婦の友社)より一部を抜粋・再編集したものです。本記事内の情報は、2021年4月時点のデータに基づいています。

「面倒みれない分お金を多めに出す」は平等ではない

また、介護に必要なのはお金だけではありません。お金がなければ「情報」と「ネットワーク」を駆使しましょう。

 

介護の世界は非常に複雑なので、「知っている人だけが得をする」という側面もあります。どんな制度を利用するのが得なのか、早めに情報を集めておきましょう。

 

お金がないと介護を外注するのがむずかしくなるので、介護を家族で背負う部分が増えるのは事実。きょうだいの中でどんな手助けが期待できるか、いまから話し合っておきたいものです。

 

親の介護費用を子どもが分担する場合、「きょうだいで均等に」が前提です。「オレはあまり手伝えないから、お金を少し多めに出すよ」という提案は一見平等のようですが、親の要介護度が上がったとき「月たった1万円で、介護を全部押しつけられてしまった」という状況になるかもしれません。

 

事情によって完全に均等にはいかないと思いますが、まずはその前提をくずさないことが大切です。

 

 

上大岡 トメ

イラストレーター

 

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※本連載は、上大岡トメ氏による著書『マンガで解決 親の介護とお金が不安です』(主婦の友社)より一部を抜粋・再編集したものです。

マンガで解決 親の介護とお金が不安です

マンガで解決 親の介護とお金が不安です

著者:上大岡 トメ
監修:黒田 尚子

主婦の友社

ベストセラー『スッキリ』『キッパリ』を生んだ漫画家上大岡トメ氏が、超高齢社会&介護未体験ゾーンに突入! いま、なにをするべきなの? 上大岡氏の「親の介護とお金」の疑問を、介護問題にも詳しいファイナンシャルプラ…

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