(※写真はイメージです/PIXTA)

マンション投資は、投資用マンションを購入して入居者に貸し出し、家賃収入を得る不動産投資の一種です。マンションなどの不動産は、昨今のインフレによる資産の目減りを防ぎ、資産価値上昇が見込める可能性が高いとされ、老後資金対策としてマンション投資を検討するケースも多く見受けられます。医師のTさんもそのひとりでした。しかし、投資の失敗により、余裕の暮らしが一転、悲惨な事態に陥ることに……。本記事では、Tさんの事例とともに、マンション投資における注意点をFP dream代表FPの藤原洋子氏が解説します。

夫婦の老後資金の現状と今後の見通し

Tさんは、現在、投資用マンションの売却を検討しているそうです。現在は、なんとかやっていけていますが、その後も空室になる期間が、数ヵ月単位で発生したことがありました。

 

Tさんは、「投資用マンションのローンの残高が、売却額より少なくなるまでは売ることができません……。こうなったらもうおしまいだ……」と絶望する様子が目も当てられません。

 

人生100年時代といわれています。個人の暮らし方や働き方など、人生の計画図であるライフプランに合わせた資産形成は大切です。「貯蓄から投資へ」の政府のスローガンのもとで、投資を始める人が年々増えています。

 

不動産投資もほかの投資と同じように元本が保証されているものではありません。予測できないことの振れ幅のことをリスクと言います。投資には、リスクが伴います。

 

予測できないことが起こったときの影響をなるべく小さくなるように考えておく必要があります。必要な資金まで減らしてしまっては大変です。投資を行う際は、ゆとりのある計画で、何事もうのみにせず納得いくまで自分で学ぶという姿勢を心掛けましょう。

 

<参考文献>

※1

全国保険協会「令和5年3月分(4月納付分)からの健康保険・厚生年金保険の保険料額表」

厚生労働省「令和5年度雇用保険料率のご案内」

国税庁「給与取得控除」

国税庁「所得税の税率」

国税庁「給与取得者と税」

※2

文部科学省「令和3年度子供の学習費調査(結果の概要)私立高等学校(全日制)」2022年12月

 

 

藤原 洋子

FP dream

代表FP

 

 

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