(※画像はイメージです/PIXTA)

進学や就職を機に故郷から都市部へ引っ越し、のちに故郷に近い地方都市に住むことを指す「Jターン移住」。Jターン移住をすると、自治体からさまざまな支援が受けられることを知っていますか? 本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stone intechの中嶋遼太代表が、Jターン移住で利用できる自治体の支援について解説します。

「Jターン移住」とは?

「Jターン」とは、生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住したあとに、“ふるさと”にほど近い地方都市へ移住することを指します。

 

故郷にはない利便性と、都会にはない自然環境を合わせ持つ「故郷にほど近い地方都市」は、どちらも望む方にとってはいわゆる“とかいなか”な適度なライフスタイルを叶えることができ、移住のカタチのひとつです。

Jターン移住した方の体験談

Jターンを成功させるためには、自分にとっての理想的な地域や生活スタイルを見つけることが重要です。また、移住先での仕事や収入の確保、地域との交流など、さまざまな課題があるため、計画的な移住準備や情報収集が欠かせません。

 

【体験談】 北海道札幌市→北海道上富良野町

札幌が地元の私と、埼玉県生まれの夫が出会ったのは、札幌の大学でした。学生時代に農業や自給自足、自然エネルギーに関心があり、卒業後にやりたいことを探し回るうち、「持続可能な暮らしがしたい。そのためには農業がいい!」と考えるようになりました。

 

上富良野町での農的暮らしや土地に住む方々の人柄、雄大な自然に引き込まれました。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

新しい土地に移るとき、気になるのが人付き合いですが、人との距離が近いのは新鮮で心地よいものでした。農家さんもお店の人も、役場の人でも、誰かと知り合うとどんどん繋がります。仕事や地域の行事など、人のつながりがあって形になることが多いです。

 

晴れた日の夜に空を見上げれば、いつも「天の川」に見守られているようなロケーションも私たちは気に入っています。

 

冬に十勝岳頂上近くの温泉宿のオーナーに、安政火口まで連れて行ってもらったときは、そのダイナミックな自然に息をのみました。上富良野は暮らしに困るような山奥の田舎ではないのに、家から30分圏内でこれほどの自然がある。すごい所です。

 

山が近いので登山が楽しく、子供たちも大好きという絶景の温泉もすぐそばにあります。これほど贅沢な環境にいると、休日も楽しくなります。

 

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