【偏差値39から東大現役合格】限界受験生「今日の私は何をしていたんだろう…」⇒“頑張れない受験生活”から一転、無理なく〈毎日10時間超〉勉強できるようになった「アイテム」

【偏差値39から東大現役合格】限界受験生「今日の私は何をしていたんだろう…」⇒“頑張れない受験生活”から一転、無理なく〈毎日10時間超〉勉強できるようになった「アイテム」
(※写真はイメージです/PIXTA)

偏差値39・模試E判定続きの状態から東大へ。松島かれん氏が東大現役合格を果たせたのは、「手帳」を通して自己管理・自己分析・自己肯定ができるようになったからだといいます。松島かれん氏の著書『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋し、見ていきましょう。受験生だけでなく社会人にも役立つ内容です。

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手帳を習慣化できると「1日の過ごし方」がガラッと変わる

さっそく今日から実践できるよう、手帳を最大限活用できる1日の過ごし方を3つのSTEPにまとめました。その3つのSTEPとは、「毎日手帳を書く『決まった時間』を作ること」「書いてきた手帳を読み返し、自身の『クセ』を知ること」、そして「クセを踏まえて自分だけの『時間割』を毎日作ること」です。

 

ここからは、それぞれのSTEPについて詳しくお話していきます。

【STEP1】毎日手帳を書く「決まった時間」を作る

1つ目のSTEPは、手帳を書く「決まった時間」を作ることになります。私は高校生の頃から、以下の3つの時間には必ず手帳を開くようにしています。

 

①1日の始まりと終わり

②予定/勉強内容の前後

③新しく何かを思ったとき

 

特に手帳が続かないという人は、この3つの順番で手帳を開くのがおすすめです。

 

手帳のことを忘れてしまう日があっても、まずは1日の始まりと終わりだけ手帳を開いてみる。それが習慣になってきたら、予定や1つひとつの勉強内容の前後に開くようにする。それも習慣になってきたら最後に、新しく何かを思ったときにも手帳を開いてみる。

 

このように少しずつ取り組んでいくことで無理なく手帳を習慣にすることができ、手帳を最大限活用した1日を過ごせるようになります。

 

■1日の始まりに「その日に取り組みたい内容」と「1日の時間スケジュール」を記入

それぞれの時間について少し具体的にお話していきます。まず、1日の始まりには、その日に取り組む勉強内容リストと1日の時間スケジュールを決めて書き込みましょう。

 

手帳に1日で取り組みたい勉強内容とスケジュールを書いてからその日を始めるという習慣ができると、自身が取り組むべきことが明確になります。そのうえ、1日の過ごし方も明確になるため、良い緊張感を生み出しやすくなり、今までより一層充実した1日を過ごせるはずです。

 

そして1日の終わりには、手帳でその日を振り返る一言を書いておきましょう。1日の終わりに振り返りをしておくだけで、明日への心持ちも変わり、良い緊張感を継続させることにつながります。

 

■「その日に取り組みたい内容」を確認してから着手⇒終わったら実際の所要時間を記入

さて、手帳を開く2つ目の時間は、予定/勉強内容の前後と書きました。この時間では具体的に手帳をどのように使ったらいいのでしょう。

 

ここでのポイントはたった1つです。事前に何に取り組むかを手帳で確認して、予定や勉強が終わったら手帳をもう一度開き、「かかった時間」を書き込むことです。私は終わった予定や勉強内容を線で消し、その隣にかかった時間を書き込んでいます。

 

なぜ、取り組むことを事前に確認し、取り組み終わったら時間を書き込むことが大切なのでしょうか。

 

その理由の1つとして、次に取り組むことが明確であればあるほど、迷う時間や考える時間が減り、勉強により一層集中できることが挙げられます。さらに、実際にかかった時間を書き込んでおくことで、1日のなかでボーッとしてしまったり、ふと何か考えごとをしてしまったりする時間も削減でき、「勉強を頑張る」という気持ちの確立がしやすくなります。

 

「そういえば先生があれも課題って言ってたからあとで取り組もうかなぁ」「とりあえずお風呂行こうかなぁ」「今日は他にどんなことしようかなぁ」…こんな風に考えている時間は1日のなかで意外と多く、そしてその時間によって勉強時間そのものだけでなく、勉強への集中力も奪われてしまいがちです。

 

そのため、予定や勉強内容の前後に手帳を開き、取り組むことと時間を明確にして頭のなかの「勉強」が占める割合を少しずつ増やしていきましょう。その努力はきっと、実るはずです。

 

3つ目の新しく何かを思ったときにも手帳を開くということに関しては、次回以降の記事でご紹介します。

 

以上3つのタイミングで手帳を開き、手帳を習慣にするだけでなく、良い緊張感も生み出してみてください。一度習慣になれば、勉強の切り替えもスムーズになって、自身の時間を管理しやすくなり、成績アップや志望校合格に大きく一歩近づきます。

次ページ【STEP2】書いてきた手帳を読み返し、自身の「クセ」を知る

※本連載は、松島かれん氏の著書『無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術』(日本能率協会マネジメントセンター)より一部を抜粋・再編集したものです。

無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術

無理せず自然に成績が上がる勉強のトリセツ 東大生の合格手帳術

松島 かれん

日本能率協会マネジメントセンター

【偏差値39から東大現役合格を実現!】 高校1年生の頃、自信のなさやいろいろなことに悩み続け、「一歩が踏み出せない自分を変えたい!」と東大受験を決意した松島かれん氏。しかし、数学では一桁の点数を記録したり、受験…

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