<前回の記事>偏差値39・限界受験生「どうして私は勉強しないでダラダラ過ごしてしまったんだろう」⇒〈手帳〉を書き始めたら…すごいことに【東大現役合格者の手帳術】
そもそも、自分にとっての「予定通り」はどれくらいなのか?
手帳を使っていると、「よく計画倒れしてしまう」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。
実際、私自身、手帳を使い始めた当初は、計画倒れしてしまうことに悩んでいました。そのため、この悩みを解決することができる方法を本稿で述べたいと思います。
解決法をお伝えする前に、1つ思い浮かべてみてほしいことがあります。それは、自分の「予定通り」とは「予定何割」のときなのかということです。手帳を振り返るときっと、「なんとなく〇割くらいが自分にとっての予定通りかな」と見えてくる人も多いのではないでしょうか。
本当ならばここで、「予定〇割が予定通りです!」と言い切れた方がいいのかもしれませんが、私にはそれができません。というのも、数多くの受験生と話し、スケジュールを一緒に立てるなかで、人それぞれ「全力」を出せるときは異なると知ったからです。
例えば、毎日立てた予定が完全に終わるペースのときに自分の全力を出せる人もいれば、予定の5割が終わるペースで取り組むときに自分の全力を出せる人もいます。
あくまで一例にすぎませんが、私の場合は予定の5〜7割が終わるくらいのときに自分のベストな状態を保てると感じています。受験生の頃も、1日をだらだら過ごしてもすべて取り組めてしまうほどの少ない勉強内容しか手帳に書かれていないと、つい甘えが出てゆるんでしまいました。一方、3割くらいしか取り組めないほど多すぎる量の勉強内容が書かれていると、終わる未来が見えず、走れなくなってしまっていました。
そのため、書いてある勉強内容のうち5〜7割取り組める量の勉強内容を毎日書いておくことで、自分の一生懸命を出し続けることができ、少しずつ自分を成長させることができたと感じています。すなわち、私にとっての予定通りとは、「予定の5〜7割に取り組める」状態であり、それを踏まえたうえで手帳に勉強内容や勉強時間を書き込んでいました。