総務省と経済産業省による『経済センサス活動調査』によると、日本には367万もの会社があり日本標準産業分類で大きく20の業種に区分されます。業界ごとに、取り巻く環境はさまざま。それぞれの業界のトップ企業と、給与事情についてみていきましょう。今回、焦点を当てるのは「自動車(製造)」。

自動車世界販売台数…3年連続「トヨタ」が世界1位

2022年、自動車のグループ別世界販売台数は、「トヨタ(ダイハツ、日野自動車含む)」が1,048万3,024台で、3年連続で世界1位。続く2位は「フォルクスワーゲングループ」で826万2,800台、3位は「ヒョンデ(ヒョンデ、キア、ジェネシス含む)」で685万台。「ルノー」「日産」「三菱」連合は、615万台で4位でした。

 

日本国内に目を向けてみましょう。

 

2022年のシェアトップは「トヨタ」で121.7万台で、シェアは47.5%。2位は「日産」27.2万台でシェア10.6%、3位は「ホンダ」26.9万台でシェア10.5%と続きます。

 

車種別にみていくと、2022年に最も売れた乗用車は「ヤリス(トヨタ)」で16万8,557台。前年比79.2%でした。2位は「カローラ(トヨタ)」13万1,548台で前年比118.7%。3位は「ノート(日産)」で11万0,113台で前年比122.1%。ベスト10のうち、7車種がトヨタで、ホンダは2車種、日産は1車種、ランクインしました。

 

一方、軽自動で最も売れたのは「N-BOX(ホンダ)」20万2,197台で前年比107.0%。2位は「タント(ダイハツ)」10万7,810台で前年比92.2%。3位は「スペーシア(スズキ)」10万0,206台で前年比77.8%。ベスト10内に、スズキとダイハツが4車種、ホンダと日産が1車種、ランクインしています。

 

コロナ禍からの回復傾向にありつつも、国内では若者を中心にクルマ離れが懸念される自動車業界ですが、売上高トップは「トヨタ自動車」。30兆円超えと、さすが、日本トップ企業、想像もできないほどの規模です。

 

【自動車業界売上ランキング(2021~2022年)】

1位「トヨタ自動車」31兆3,795億円

2位「本田技研工業(ホンダ)」9兆1,474億円*

3位「日産自動車」8兆4,245億円

4位「スズキ」3兆2,048億円**

5位「マツダ」3兆1,203億円

6位「SUBARU」2兆6,774億円***

7位「いすゞ自動車」2兆5,142億円

8位「三菱自動車工業」2兆0,389億円

 

*四輪事業の売上

**四輪車事業の売上

***自動車事業の売上高

 

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