(※写真はイメージです/PIXTA)

生きるうえで「食事」は必要不可欠。摂取した栄養素は長い道のりを経て、身体のために機能します。本連載では、ボディビル世界大会で3位に入賞した経験もあり、日本体育大学体育学部の教授を務める岡田隆氏の著書『世界一細かすぎる筋トレ栄養事典』から、「食事×筋トレ」を主軸とした「理想のカラダづくり」について解説します。

体脂肪を削ぎ落とす「除脂肪」の食事管理

除脂肪の食事

除脂肪を効果的に行いたい場合は、大前提として、筋肉を極力減らさないことを目指します。せっかく増量期で得た筋量が台無しになってしまうだけでなく、基礎代謝量も下がるため、除脂肪においても効率が悪いからです。

 

また除脂肪は、ゆっくりと行うことがポイントになります。

 

ボディビルダーを対象にした研究※1では、1週間あたり「体重の0.5〜1.0%」を減量させる方法が、短期間の急速な減量と比べ、筋肉量を維持できることを示唆しています。

※1 Helms ER et al.,2014

 

食事の観点からは、タンパク質の摂取量を増やしていくというのが有効です。筋合成を促進することで筋量の維持・増加を目指します。

 

また、タンパク質は食事誘発性熱産生が大きく、体脂肪が増えにくいのもメリットです。タンパク質を増やす分、脂質を減らす必要がありますが、脂質は食事誘発性熱産生も低く、体脂肪に蓄積されやすい栄養素であるため、こちらもメリットが大きいです。

 

ここからは、除脂肪を4つのフェーズに分ける実践方法をご紹介します。無理なく効率的に除脂肪ができるので、ぜひ試してみてください。

筋量を減らすことなく体脂肪を落としていく

[図表1]1週間の減量ペースイラスト/丸口洋平、デザイン/TYPEFACE

 

4つのフェーズで順番に取り組む

4つのフェーズで除脂肪を行うと、より効果が表れる。

 

フェーズ1は、食べて絞れる身体の仕込み、フェーズ2はPFCバランスの最適化、フェーズ3は代謝のコントロール、フェーズ4はカロリー収支をマイナスに持っていくことがテーマ。

 

[図表2]除脂肪における「4つのフェーズ」

 

■バズーカメモ

心理面と健康面のモニタリングも忘れず

 

極端な減量によりエネルギーが不足することは、トレーニングパフォーマンスの低下や筋量の減少以外にも悪影響が及ぶ。さらにホルモンバランスや自律神経が乱れ、心理面や健康面に悪影響が及ぶこともある。

 

実際に減量を行う場合は、体重だけでなく、メンタルや健康もモニタリングしながら、焦ることなく内容を微調整していきたい。

次ページフェーズ1 食べて絞れる身体の仕込み(食べる量・動く量を増やす)
世界一細かすぎる筋トレ栄養事典

世界一細かすぎる筋トレ栄養事典

岡田 隆

小学館

食事×筋トレで理想のカラダをつくれる本! 世界大会にて3位となるまでの体験、そして研究者としての知見から得た「生きていくうえで必須の行為『食事』を、いかにボディメイクに生かすか」がテーマの一冊。 本書には、あな…

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