「筋トレ以外の運動」をオフの日に取り入れるメリット
景色が変わらず、一人で行わなければならないトレッドミルは苦行そのもの。
一方で登山は空気がきれいで、仲間とともに話しながら登ることで絆を深め、頂上にたどり着く達成感もあります。
精神的にポジティブな状態で、日頃の筋トレのダメージを回復しながら除脂肪が行えるため、ストレスによるコルチゾール分泌(筋肉を減らしてしまう)も少ないでしょう。筋肉量を落とさずに脂肪を減らすことができるかもしれません。
疲労時に敢えて軽く身体を動かすことで回復を図る「アクティブレスト」。
私の登山では、アクティブレストと同じ効果が得られたのかもしれません。登山に限らず、筋トレ以外の運動をオフの日に取り入れることは、筋肉はいつもと異なる動きをすることになり、新しい筋肉の使い方を神経系が学習することになります。
これはその後の筋トレに有効でしょう。また心肺をよく使う運動であれば、筋トレのレップ数向上などにもつながるでしょう。
ハイレップスで行う脚トレなどでの効果は甚大でしょう。筋トレの休息をしっかり取りながら、運動能力を総合的に高められるわけです。
どのようなアクティビティを選ぶかは、あなた次第です。心から楽しいと感じるものを選ぶと良いのではないでしょうか。
岡田 隆
日本体育大学体育学部
教授・ボディビルダー