1つでも当てはまれば狙い目!株価10倍「テンバガー」が期待できる“キーワード4選”【投資のプロが解説】

1つでも当てはまれば狙い目!株価10倍「テンバガー」が期待できる“キーワード4選”【投資のプロが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「日経新聞の切り抜き」を25年間継続し、会社四季報を100冊読破した複眼経済塾の渡部清二代表は、これから株価10倍(テンバガー)がを狙うためには、まだ一般に広まっていない「あるキーワード」に着目すると可能性が高まるといいます。そのキーワードとはなんなのか、みていきましょう。

四季報内の「少数キーワード」がテンバガーにつながる

「少数キーワード」とは、全上場会社の四季報コメント内でわずか1〜2件ぐらいしかヒットしない、登場回数が極めて少ないキーワードのことだ。まだ一般に顕在化していない「潜在テーマ」だが、今後の世の中の流れ次第では、大きなテーマになる可能性を秘めている重要なキーワードである。

 

たとえば、IoTの上位概念とされているIoEは、私が四季報(2022年新春号)から、いつものように「少数キーワード」を検索していて、エフティグループ(2763)のコメント欄に唯一あった言葉だった。

 

また、「空飛ぶクルマ」というキーワードは、四季報(同号)の建設コンサル大手である人・夢・技術グループ(旧長大9248)のコメント欄に初登場しており、「【空飛ぶクルマ】空飛ぶクルマを手がける企業と資本業務提携し、空のインフラ整備を担う」と書かれていた。

 

テンバガーが狙えるキーワード①メタバース

この言葉が四季報に初登場したのは、2021年秋号のグリー(3632)のコメント欄だった。

 

【仮想空間】インターネット仮想空間メタバースへの参入を発表。2〜3年かけて100億円規模の投資予定

 

と書かれていた。こうしたコメントからメタバースが【仮想空間】であることは理解できたが、この四季報発売から約1カ月後の10月19日付の日経新聞夕刊に、「欧州で1万人を採用フェイスブック仮想空間強化」との記事が掲載されていた。

 

その後、10月28日にフェイスブックが社名をメタバースの「Meta(メタ・プラットホームズの略称)」にすると発表しており、これはまさに潜在テーマが顕在化した瞬間だった。

 

では、そもそもメタバースとは何か。グリーがメタバース事業に参入すると発表した2021年8月6日のニュースリリースによれば、「同時に多くの人が参加して、アバター(「化身」という意味で、ネットワーク上の仮想空間でのユーザーの分身のこと)を通じて、実社会に近いレベルで交流や仕事、遊びなどの活動が自由にできるデジタル世界のことであり、現実と仮想の隔たりを超えて社会活動ができる次のインターネット空間」とある。

 

次ページ「メタバース」につながっている“少数キーワード”

※本連載は、2023年2月25日刊行の渡部清二氏による著書『10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート』(KADOKAWA)より一部を抜粋・再編集したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。本連載は、証券投資の勧誘を目的としたものではありません。 最終的な投資決定は、ご自身の判断でなさるようにお願いいたします。本書、本連載を利用したことによるいかなる損害などについて、著者および幻冬舎グループはその責を負いません。

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

10倍株の転換点を見つける最強の指標ノート

渡部 清二

KADOKAWA

いつも読んでいる記事・数値がお宝株のストーリーに変わる! 会社四季報を100冊読破し、日経新聞の切り抜きを25年間行い、指標ノートを9,000日以上記録し続けた投資のプロが贈る「三種の神器」の投資術! 1日5分、11項目の…

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