ラリー・ペイジが成功したワケ
このようにラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが2人で創業したGoogleですが、いまやGoogle、Amazon、Facebook、Appleの巨大IT企業4社を合わせて「GAFA」と呼ばれるまでに成長しています。Googleは創業してたったの3年で従業員がすでに200人ほどに増えており、現在は私たちの生活に欠かせないインフラにまでなりました。
なぜ、ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンはGoogleをここまで巨大な企業に成長させ、1,232億ドル(およそ14兆円)超えの純資産を持つほどの成功者になれたのでしょうか? そこでここでは、ラリー・ペイジが成功した主な4つの理由をみていきましょう。
2.スケールが大きすぎる夢を持つ
3.惨めな思いをしても正しいと感じたことをする
4.「楽ではないけれどワクワクすること」に挑戦すること
それでは1つずつ解説していきます。
1.不可能なことを「健全な範囲で」不可能だと思わないこと
ラリー・ペイジは「リーダーシェイプ」というリーダー養成プログラムのなかで、夢を実現する方法を教えてもらったと語っています。そこでペイジは、「不可能なことを『健全な範囲で』不可能だと思わないこと」を教わりました。そして、「常識的にはありえないとされるアイデアを、追求してもいいのだ」ということ学んだのです。
特にこの教えは日本においてもっと広まるべきではないでしょうか。なぜなら日本には「出る杭は打たれる」という風潮があるように、突拍子もないアイデアや前例のない出来事に対して否定的な姿勢を持っている人や企業が少なくありません。しかし、そのような姿勢のままではGoogleやAmazonといった世界を席巻する企業は生まれないでしょう。
2.スケールが大きすぎる夢を持つ
ラリー・ペイジは「あまりにもスケールが大きすぎる夢のほうが実現しやすいと思います」と語っています。これを聞いて普通ならば「大きい夢のほうが叶えるのが難しいのでは?」と直感的に感じますよね。しかし、自身の周りにいる人を思い出してください。あまりに壮大な夢を実現するために本気で行動している人なんて、めったにいませんよね。
だからこそ、「大きすぎる夢を本気で実現させる人たちの世界は、私たちが想像しているよりも激しくない」とラリー・ペイジは語ります。なぜなら、あまりにも壮大でスケールが大きすぎるため、同じようなことをする人がいないからです。
~ラリー・ペイジの壮大過ぎる夢~
このように語るラリー・ペイジ自身の壮大な夢を実現するために誕生したのがGoogleです。そして、Googleのミッションは「世界中の情報を整理し、世界中の人々がどこからでもアクセスできて、利用できるようにすること」です。ラリー・ペイジは、「常に大きなことに挑戦したいと思うのが一流の人間である」として、Googleが進めている仕事を「これ以上、ワクワクする仕事はない」と評価しています。
3.惨めな思いをしても正しいと感じたことをする
ラリー・ペイジは下記のような独特な言い回しを使っています。「もし、あなたが暴風雨のなか、地面を這いつくばっているミミズのような気分になったら、それはよいことが起きる兆候です。正しい道を歩んでいるということです」これはどういうことでしょうか?
ラリー・ペイジはGoogleを創業した当初、3枚のクレジットカードを限度額いっぱいに使用して、親のお金でハードディスクを購入していましたが、この思い切った行動があってこそ現在のGoogleがあるのです。このとき、ラリー・ペイジはお金がなくて親のクレジットカードを使い込むほど惨めでしたが、そのおかげで現在の成功があるのです。
4.「楽ではないけれどワクワクすること」に挑戦すること
ラリー・ペイジは、「世界を変えるためになにをするべきか?」という問いに対して「楽ではないけれどワクワクすることに常に挑戦すること」と答えています。大学在籍中のラリー・ペイジには取り組みたいプロジェクトが3つもありました。しかし、指導教授に「ウェブについて研究してみたらどうかね?」と助言されて、ペイジはそこからウェブの研究に没頭したのです。
まとめ
ここまで、ラリー・ペイジの半生や人物像、成功の秘密についてみてきました。ラリー・ペイジは2019年にAlphabet Inc.を退任してからは表舞台に出る機会が減りましたが、現在でも空を走る自動車を開発しているベンチャー企業に投資しているなど、イノベーションに対する意欲は消えていません。ラリー・ペイジの今後の動向は注目を集め続けるでしょう。
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