「最悪の事態」覚悟は必要も…現段階では可能性低いか
渡部 最近の西側のロシア専門家や安全保障専門家の議論で、プーチンが戦術核を使用することは難しいのではないかという主張も有力になっているように感じます。
米国の国家安全保障担当大統領補佐官ジェイク・サリバンは9月25日、「核兵器のいかなる使用もロシアに壊滅的な結果をもたらすことを、ロシア政府に直接非常に高いレベルで伝えている」と述べています。
最近、欧米諸国から一様に発せられている「プーチンの核の脅しには毅然として対応する」というメッセージは重要だと思います。
いずれにしても、プーチンの戦術核の使用に関しては、最悪の事態を覚悟して備えなければいけないと思います。
現時点で言えることは、プーチンの戦術核使用に対するNATOの対応としては、まずは通常兵器で対応するということです。ただその後、状況を見て戦術核の使用に踏み切ることもあるでしょう。
渡部 悦和
元陸上自衛隊 陸将
井上 武
元陸上自衛隊 陸将
佐々木 孝博
元海上自衛隊 海将補
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