(※写真はイメージです/PIXTA)

いまだ終息の兆しがみられないロシア・ウクライナ戦争。このようななか、元陸将の渡部悦和氏と井上武氏、元海将補の佐々木孝博氏は、ロシアによる「“戦術核”使用の可能性」について警鐘を鳴らします。では、具体的にロシアがどのような状況になると「核兵器の使用」を決断してしまうのか、みていきましょう。※本連載は、渡部悦和氏、井上武氏、佐々木孝博氏の共著『プーチンの「超限戦」その全貌と失敗の本質』(ワニ・プラス)より一部を抜粋・再編集したものです。

「最悪の事態」覚悟は必要も…現段階では可能性低いか

渡部 最近の西側のロシア専門家や安全保障専門家の議論で、プーチンが戦術核を使用することは難しいのではないかという主張も有力になっているように感じます。

 

米国の国家安全保障担当大統領補佐官ジェイク・サリバンは9月25日、「核兵器のいかなる使用もロシアに壊滅的な結果をもたらすことを、ロシア政府に直接非常に高いレベルで伝えている」と述べています。

 

最近、欧米諸国から一様に発せられている「プーチンの核の脅しには毅然として対応する」というメッセージは重要だと思います。

 

いずれにしても、プーチンの戦術核の使用に関しては、最悪の事態を覚悟して備えなければいけないと思います。

 

現時点で言えることは、プーチンの戦術核使用に対するNATOの対応としては、まずは通常兵器で対応するということです。ただその後、状況を見て戦術核の使用に踏み切ることもあるでしょう。

 

 

渡部 悦和

元陸上自衛隊 陸将

 

井上 武

元陸上自衛隊 陸将

 

佐々木 孝博

元海上自衛隊 海将補

 

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※本連載は、渡部悦和氏、井上武氏、佐々木孝博氏の共著『プーチンの「超限戦」その全貌と失敗の本質』(ワニ・プラス)より一部を抜粋・再編集したものです。

プーチンの超限戦 その全貌と失敗の本質

プーチンの超限戦 その全貌と失敗の本質

渡部 悦和 井上 武 佐々木 孝博

ワニ・プラス

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