(※写真はイメージです/PIXTA)

これまで別荘といえば、富裕層や時間に余裕があるリタイア層が所有して週末を楽しむイメージでした。しかし近年では、20~30代のビジネスパーソンが、コストを抑えた2拠点生活を楽しみ始めています。本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stone intechの中嶋遼太代表が、2拠点生活者の懐事情について解説します。

意外に少ない…2拠点生活者の平均的な年収

一般社団法人不動産流通経営協会「複数拠点に関する意向調査」**によると、2拠点生活者の世帯年収の平均は約764万円であり、これから2拠点生活を始めようと考えている意向者の世帯年収の平均は約674万円となっています。実施者の個人の年収平均は約509万円、意向者の個人の年収平均は約433万円であり、一概にボリュームゾーンといえる平均年収は無く分散している傾向があります。

 

これまでの別荘を所有する所得層のイメージよりもぐっと経済的な面でのハードルが下がり、別荘のある暮らしの実現がしやすい環境になっているといえるのではないでしょうか。

現役会社員でも2拠点生活はできるのか?

2拠点生活を始めるための経済的なハードルが低くなっていることはわかりましたが、現役会社員には、働く場所や時間を自由に選択できないため難しいと感じる人も多いと思います。実は、職業別の2拠点生活実施者の割合**をみると、正社員・公務員は全体の44.4%と圧倒的に多いのです。

 

組織に所属して働く以上、自分の都合を優先させるのは難しいですが、緊急のトラブルに対応できるようリスク管理をしておけば大きな問題はないでしょう。たとえば、万が一に備えて、出社できる範囲内に第2の拠点を構えるといいですね。

 

 

 

合同会社Stone intech

中嶋遼太

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録