「教育」と「評価」はセット
筆者は、人財育成において教育と評価は50:50だと考えています。教育を受ける側は、教えてもらったことを実践できるレベルになるまでに、少なからず負荷がかかります。
会社から求められるレベルが上がれば上がるほど頑張らなければいけなくなるので、頑張ったことが評価されなければ、現場で実践をしなくなります。つまり、教育を定着させるためには、頑張ることの見返りが無ければだめなのです。
成長意欲はどんな人でも持っていることがわかっていますから、もし、“あの人は成長意欲が無いな”と思う人がいたとしても、それはその人に成長意欲が無いのではなく、会社が成長意欲を引き出していないということです。できたことが褒められたり、評価が上がったりして給与がよくなれば、やりがいが生まれ、長く働いてもらいやすくなります。
マクドナルドとユニクロは、要求と評価を厳しく実践する企業でした。教えて終わり、あとは自分でやってと放置しません。育たないことを当人たちの問題として片づけがちですが、実際は教育の仕組みができていないことが大半です。まずは、できることからサイクルを回してみましょう。
有本 均
株式会社ホスピタリティ&グローイング・ジャパン 代表取締役会長
兼グローイング・アカデミー学長
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