前回は、フィリピン不動産購入時の支払いスケジュールについて説明しました。今回は、フィリピン不動産の購入に必要な「諸費用」について見ていきます。
引き渡し後の「内装費」も想定しておく
売買代金以外にかかる費用を「諸費用」と言いますが、その内訳を説明します。諸費用・税金は、購入時にかかるものですが、引き渡し後に内装費がかかるので、その予算も確保しておきましょう。平米単価は1万〜1万5000ペソが今の相場です。なお内装についての詳細は、後で詳しく説明しています。
■アザーチャージ
アザーチャージは日本でいう証書手続き料、司法書士の費用と同様の費用です。物件売買価格とは別に支払います。売買価格に入っていない理由は、登記として行政機関に払うお金なので、この物件に対してのお金ではないからです。物件価格の約5%前後となっています。
■ブローカー手数料
売買仲介の手数料は、日本のように法律で規定されているわけではありませんが、約3~5%です(場合によっては交渉可能)。
一律ではないブローカーの手数料
デベロッパーのブローカーというケースでは、そのデベロッパーが決めたパーセンテージがあります。たとえばアヤラのブローカーであれば、その会社で決めている明確なパーセンテージがあるので「今日3%取りたいから、3%をください!」ということはできません。
個人ブローカーに関しては基本的に3%ですが、中古物件が思ったより高く売れた場合は、5%を請求してくることもあります。日本人の場合でも、3~5%です。
日本人向けの通訳がいるから高い、という話は聞いたことがありません。私たちの会社はプレビルドに関しては、物件価格の2%+3万7500ペソ(約9万7500円)としています。これは他社より安い金額です。
GSR株式会社 会長
zukky PTE CEO
Gate of Assets Fundation director
一般社団法人フィリピンアセットコンサルティング 主席コンサルタント
1979年、愛知県生まれ。大原簿記専門学校卒業後、アパレル会社での勤務をへて、2000年、同業種で独立。同年自社ブランドを立ち上げ、卸、直営店舗を展開。その後、海外生産拠点を背景にOEM事業を開始。2005年にフィリピンに行き、1人のタクシードライバーに人生の生き方を考えさせられ、同地にて為替&アテンドビジネスをはじめ、もともとの事業を売却。その後、2007年にコンサル会社、2009年にPR会社を設立。2010年にフィリピンでオフショアのシステム会社が開発するフィリピン最大規模のITプラットフォーム事業へ投資。ハンズオンでビジネスの拡大の活動を続け数十の新規事業の立ち上げに貢献。2006年より子供たちの支援なども積極的に行いその功績により2022年にフランスの社会文化奨励勲章を受勲。
2014年にHallohallo Home incの事業構築サポートを行う中で、不動産売買仲介、管理、リーシング、内装、建築、ストリートチルドレン復学プログラム、人材派遣等、日本とフィリピンの双方にメリットのある事業が重要だと痛感する。フィリピン人や現地の弁護士、税理士、色々な人材に騙された事で自身で学びフィリピンでの成功パターンを習得したのだが、唯一不明だった現地の経済を動かす巨大財閥との付き合いにより、ほとんどの日本人の資産保全の思考が間違っていることに気が付く。2019年以降はシンガポールとフィリピン、アメリカ、イスラエル、フランスを中心に富裕層を対象にしたビジネスを構築。
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連載「フィリピン不動産投資」が資産形成に最適な5つの理由
ハロハロホーム マニラ本社
Director
ハロハロホームは、フィリピンのメトロマニラ首都圏のビジネス中心地マカティ市に本社を構え、フィリピン不動産投資や、フィリピンの土地販売を手がける企業。賃貸仲介サイトの運営、不動産管理、メンテナンス、内装、転売のサポートなど、購入・管理・売却まですべて対応できる強みを持つ。
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