前回は、フィリピン不動産購入時の支払いスケジュールについて説明しました。今回は、フィリピン不動産の購入に必要な「諸費用」について見ていきます。

引き渡し後の「内装費」も想定しておく

売買代金以外にかかる費用を「諸費用」と言いますが、その内訳を説明します。諸費用・税金は、購入時にかかるものですが、引き渡し後に内装費がかかるので、その予算も確保しておきましょう。平米単価は1万〜1万5000ペソが今の相場です。なお内装についての詳細は、後で詳しく説明しています。

 

 

■アザーチャージ
アザーチャージは日本でいう証書手続き料、司法書士の費用と同様の費用です。物件売買価格とは別に支払います。売買価格に入っていない理由は、登記として行政機関に払うお金なので、この物件に対してのお金ではないからです。物件価格の約5%前後となっています。

 

■ブローカー手数料
売買仲介の手数料は、日本のように法律で規定されているわけではありませんが、約3~5%です(場合によっては交渉可能)。

一律ではないブローカーの手数料

デベロッパーのブローカーというケースでは、そのデベロッパーが決めたパーセンテージがあります。たとえばアヤラのブローカーであれば、その会社で決めている明確なパーセンテージがあるので「今日3%取りたいから、3%をください!」ということはできません。

 

個人ブローカーに関しては基本的に3%ですが、中古物件が思ったより高く売れた場合は、5%を請求してくることもあります。日本人の場合でも、3~5%です。

 

 

日本人向けの通訳がいるから高い、という話は聞いたことがありません。私たちの会社はプレビルドに関しては、物件価格の2%+3万7500ペソ(約9万7500円)としています。これは他社より安い金額です。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

鈴木 廣政・渡辺 頼子

幻冬舎メディアコンサルティング

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