※画像はイメージです/PIXTA

個人で会社の買収を行う「個人M&A」が増えています。そのため小規模な会社は個人と取引することもあるでしょう。個人が買い手となるM&Aには、どのような特徴があるのでしょうか? みていきましょう。

どこで買収先を探すのか

売却によって自社の事業承継を考えているなら、まずは買収先を探さなければいけません。規模が小さな会社の売却であれば、『M&Aマッチングサイト』『事業承継マッチング支援』『後継者人材バンク』『商工会議所』の利用が向いています。

民間のM&Aマッチングサイト

手軽に買収先を探すには『M&Aマッチングサイト』へ登録するのがおすすめです。買い手はM&Aが成功するまで無料で利用できるサイトもあります。安価に取引先を探せるため、個人でも利用しやすいサービスです。利用するには、まず会員登録をしましょう。企業情報や取引先の条件など、必要な情報を入力します。登録が完了したら、買い手は売却案件情報をチェックし、条件を満たす相手へ交渉をリクエストするのが一般的です。交渉のリクエストに相手が応じれば、マッチング成立です。サポート面の充実度は低いですが、低予算でも利用しやすいサービスといえます。

事業承継マッチング支援

日本政策金融公庫の『事業承継マッチング支援』なら、無料で買収先とのマッチングができるかもしれません。2019年に東京都内で開始してから2021年9月までに、178件のマッチングが成立しており、利用者は増加中です。利用するにはまず支援申込書へ記入してから、条件に合う相手を探します。売り手・買い手ともに了承すればマッチングの成立です。その後は秘密保持契約を結び、M&Aの手続きへ入ります。書類の書き方や申し込み方法がホームページに詳しく記載されているため、初めての利用でも分かりやすい点がポイントです。

後継者人材バンク

事業承継・引継ぎ支援センターが運営している『後継者人材バンク』を利用してもよいでしょう。創業を目指す個人起業家や、第三者への事業承継を検討している中小企業をマッチングするサービスです。利用や相談が無料のため、個人が登録しやすいサービスといえます。条件に合う個人の買い手が見つかるかもしれません。利用するにはまず事業承継・引継ぎ支援センターへ申し込みましょう。申し込み後は事業承継の専門家と面談を実施し、後継者人材バンクへ登録されます。双方の条件が合う相手が見つかるとマッチングが成立し、買収に向けた交渉や調査が始まる流れです。

商工会議所

『商工会議所』も無料で利用できるため、企業の買収を検討している個人が利用しやすいでしょう。地域に根ざしているため、自社の所在地付近で企業買収を検討している個人を探したいときに向いています。事業承継に関する無料セミナーもひんぱんに開催されているため、会社員から経営者を目指す個人に役立つ情報を学べる場でもあります。

 

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本連載は、税理士法人チェスターが運営する「税理士が教える相続税の知識」内の記事を転載・再編集したものです。専門家監修のもと慎重に執筆を行っておりますが、万が一記事内容に誤りがあり読者に損害が生じた場合でも当法人は一切責任を負いません。

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