(※写真はイメージです/PIXTA)

本記事は、東洋証券株式会社の中国株レポートから転載したものです。

中国市場の3月動向と4月の見通し

3月の中国市場…上海は8ヵ月ぶり高値も後半伸び悩み

3月の中国市場で各指数は一進一退の展開となった。上海総合指数は買い優勢でスタートし、3日に約8ヵ月ぶり高値となる3,328ptまで上昇。ただ、欧米の金融システム不安に対する懸念が膨らみ、後半にかけて伸び悩んだ。

 

深セン成分指数は11,500ptを挟んでもみ合う展開が続いた。中国人民銀行が17日、預金準備率の0.25%引き下げを発表(27日実施)し、金融緩和ムードが高まったことは相場の下支え材料となった。月初から24日までのストックコネクト経由の買越額は250億元。2月の93億元を上回り、海外勢の資金流入ペースが加速している。

 

4月の見通し…上値目指す展開へ、自動車株に注目

 

◆上海総合指数の4月予想レンジ……3,150~3,450pt

◆深セン成分指数の4月予想レンジ……11,000~13,500pt

 

4月の中国市場で各指数は値固めから上値を目指す展開になりそう。買いの動きが強まれば、上海総合指数は3,400pt、深セン成分指数は13,000ptを目指す展開も考えられる。中国の1~3月期統計(19日発表)で景気回復感が示されれば外資がポジティブに反応しそうで、相場の下支え材料になりそう。

 

上海モーターショーが18日開幕予定で、自動車関連株に注目したい。BYD(002594)は新型EV「海鴎(カモメ)」を発表・販売予定だ。5月の労働節連休を前に上海国際機場(600009)なども賑わいそう。5日は清明節関連の祝日で休場となる。

 

[図表2]上海総合指数の推移
[図表2]上海総合指数の推移

 

 

龔 静傑

東洋証券香港現法亜洲有限公司

中国株アナリスト/香港ストラテジスト

 

山藤 秋男

東洋証券株式会社上海駐在員事務所

中国株アナリスト/ストラテジスト

 

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