(※写真はイメージです/PIXTA)

人生の中で、好きなように生きられる時間は限られています。その時間をより効率よく使うために、自身の生活に蔓延る「ダラダラ習慣」、無くしたくありませんか?「ダラダラ習慣」は、基本的に遺伝ではなく、日々の生活のしかたや、考え方を変えるだけであっという間に変えることができます。「ダラダラ習慣」の原因と解決方法について、心理学者の内藤誼人氏の著書『ダラダラ時間をリセットする最新心理学BEST60』から一部抜粋してお届けします。

不安が高い人におすすめの方法

やるつもりはあるのに、うまくいくかどうかが不安で、なかなか行動を起こせない、というタイプの人もいるでしょう。不安が高いため、迷いに迷ってしまう。結果として無意味に時間をつぶしてしまうわけですが、こういうタイプのダラダラをどうにかする方法はないものでしょうか。

 

もちろん、あります。

 

その方法とは、ジンクスを持つこと。

 

「〇〇すれば、大丈夫」というジンクスを一つ持っておくと、不安を一掃することができ、迷いがなくなってすぐに行動できるようになるかもしれません。

 

ジンクスを使うというやり方は、プロのスポーツ選手も利用しています。

 

オランダ・エラスムス・ロッテルダム大学のマイケラ・シッパーズ氏は、サッカー、バレーボール、アイスホッケーのトップ選手197人を対象にして、「大切な試合前に、何らかのジンクス行動をとっていますか?」と尋ねてみました。すると、80.3%がジンクス行動をとっていることがわかったのです。

 

また、シッパーズ氏はどんなときにジンクスに頼りたくなるのかも尋ねてみたのですが、「相手が格上」のときにその気持ちが強まることも判明しました。相手が格上のときには、いつも以上に不安が高まりますから、こんなときにはジンクスが有効なのでしょう。

一番多かったジンクス行動

ジンクスというのは、迷信行動ですから、科学的な根拠があるわけではありません。

 

しかし、どんな行動であっても、「さあ、これで私は大丈夫だ!」と思い込むことができ、不安も打ち消すことができれば、万々歳ですよね。

 

ぜひみなさんも、自分なりのジンクスを持ってみてください。

 

クヨクヨと迷うことがあったら、お風呂に入って熱いシャワーを浴びるとか、かつ丼を食べるとか、瞑想をするとか、どんな行動でもよいと思います。なお、シッパーズ氏の研究では、一番多いジンクス行動は、「何か特別なものを食べる」でした。197人中66人が、このジンクスを持っていたそうです。

 

不安な気持ちがあると、どうしても気持ちが前に進んでいきません。こんなときには、とにかく不安を払拭しないと、一歩も進めずに無意味に時間を浪費することになってしまいます。不安によってダラダラしてしまう人は、ジンクスによって不安を取り除きましょう。

 

迷ったときには、サイコロに決めてもらう、というジンクスもいいですね。「奇数が出たら、〇〇することにする」と決めてしまうのです。運を天にまかせることになりますが、自分で決められないのなら、いっそのことサイコロに決めてもらったほうが、あれこれと悩まずにすみます。

ダラダラ時間をリセットする最新心理学BEST60

ダラダラ時間をリセットする最新心理学BEST60

内藤 誼人

春陽堂書店

80歳まで生きると仮定して、35歳のあなたの残り時間は約2340週間、55歳のあなたの残り時間は約1300週間しかありません。 限られた残り時間をムダにしないために世界最先端の心理学を武器にすることで、人生をより豊かなものに…

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