(※写真はイメージです/PIXTA)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2023年2月27日~3月10日のオーストラリア市場について振り返ります。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。

為替

ここ2週間の豪ドルの対円レートは、下落しました。豪州準備銀行(RBA)は3月7日の金融政策決定会合で、市場予想通り政策金利を0.25%引き上げました。声明文がハト派的な内容と受け止められたことから、豪ドル安の要因となりました。また、中国の全人代で今年の成長率目標が控えめな設定となったことや、米国の金融機関の信用不安が顕在化したこともあり、リスク回避姿勢が強まって米ドル安円高となったことに連れて、豪ドルの対円レートは下落しました。

 

(注)左グラフは2022年3月10日~2023年3月10日、右グラフは2023年2月24日~2023年3月10日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2022年3月10日~2023年3月10日、右グラフは2023年2月24日~2023年3月10日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

ここ2週間の豪州3年国債利回りは、低下しました。RBAは金融政策決定会合で市場予想通り政策金利を0.25%引き上げました。声明文では、前回記載された今後数ヵ月で複数回の利上げを示唆する文言が、さらなる引き締めが必要との表現に変更されたほか、ロウ総裁の発言などにおいてRBAの利上げサイクルの終了が近いことが示唆されたことから、政策金利の引き上げに反し、豪州3年国債利回りは低下(債券価格は上昇)しました。

 

(注)左グラフは2022年3月10日~2023年3月10日、右グラフは2023年2月24日~2023年3月10日。 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
(注)左グラフは2022年3月10日~2023年3月10日、右グラフは2023年2月24日~2023年3月10日。
(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2023年2月27日~3月10日のオーストラリアマーケット動向』を参照)。

 

(2023年3月13日)

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