(※写真はイメージです/PIXTA)

YouTubeでの情報発信においてターゲットを的確に設定し視聴数を伸ばすには、視聴者の属性だけでなく、視聴者がどんな状態でいるかも重要です。かつて楽天で「ラクマ」や「6時間タイムセール」等のヒット企画にかかわったYouTubeプロデューサーの大原昌人氏が著書『会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書』(自由国民社)より、YouTubeのターゲット設定で見落としがちなポイントを解説します。

YouTubeで発信するターゲット設定のコツ

このように、人気ユーチューバーほど視聴者の理解力や温度感をよく理解していて、ビジネス系のむずかしい話をするときでも「YouTubeの話し言葉ならわかる層」に向けた発信を心掛けているのです。

 

有料メルマガブームの火付け役となったホリエモンこと堀江貴文も、受け手の理解力について興味深い発言をしています。

 

要約すると「文章を読んで理解できる層はかぎられているので、メルマガ会員はせいぜい数万人で頭打ちになってしまう。でも、話し言葉ならわかるという層はその何倍もいるから、YouTubeなら数百万人にリーチできる」というのです。

 

実際、彼の有料メルマガは日本有数の規模といわれながら会員数は推定1~2万人程度にとどまっていますが、YouTubeチャンネルの登録者数は139万人にのぼっています。

 

ビジネス書を読みこなし、これからYouTubeチャンネルを立ち上げようという先見の明もある方であれば、地頭がよく理解力もあるのでしょう。

 

しかし、その温度感のままYouTubeで発信してしまうと、ほとんどの視聴者にとってはレベルが高すぎて伝わらないので気を付けてください。

のび太君向けコンテンツを発信することが超重要

ターゲットを決めたら、次は「そのターゲットが好んで見てくれそうなコンテンツは何か」を考えましょう。

 

もちろん、好まれるものなら何でもありというわけにはいきません。

 

ビジネス系チャンネルの目的は、再生回数を稼いで広告収入を得ることではなく、視聴者の信頼や親近感を培って集客につなげることですから、その目的を達成しうるコンテンツを発信する必要があります。

 

視聴者の信頼や親近感を得るためのコンテンツとしてもっとも適しているのは「ハウツー系/ノウハウ系」です。

 

近年のYouTubeは単なるエンタメ媒体ではなく、生活に必要なハウツー情報を調べる検索エンジンとしても使われるようになってきました。

 

「ネクタイの結び方」や「花の育て方」などのハウツーは、文字で読むよりも動画で見た方が圧倒的にわかりやすいため、最初からGoogleではなくYouTubeで検索する人が増えているのです。

 

そうした検索ニーズに対応するハウツー動画/ノウハウ動画こそ、企業がYouTubeで発信すべきコンテンツといえます。

 

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会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

大原 昌人

自由国民社

ビジネス系のYouTube集客では、 チャンネル登録者数などは重要ではありません。 なぜなら、重視するのは広告収入ではなく、本業の収入を上げることだからです。 ですから、いくら、登録者数を稼いでいようと、動画の再生…

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