データから露わ!中小企業がいま「YouTube」を始めれば大企業より先手を取れる「これだけの理由」

データから露わ!中小企業がいま「YouTube」を始めれば大企業より先手を取れる「これだけの理由」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「YouTubeはオワコン」という言説がまことしやかに喧伝されています。しかし、実はビジネスの観点からはむしろ今こそ始め時、しかも中小企業ほど有利です。かつて楽天で「ラクマ」や「6時間タイムセール」等のヒット企画にかかわったYouTubeプロデューサーの大原昌人氏が著書『会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書』(自由国民社)より、今YouTubeを始める利点について解説します。

今が始め時!「最後の波」に乗れ

「ホームページがあるのに、YouTubeまでやる必要があるのか?」

 

「YouTubeに予算を割くくらいなら、ECサイトをリニューアルした方が売上に直結するのではないか」

 

読者の中には、そんな疑問を持っている方もいるかもしれません。

 

なぜ今、YouTubeを始めるべきなのか?

 

Web上にはさまざまなコンテンツがありますが、2022年現在、YouTubeなどの「動画コンテンツ」は、文章や写真を中心とした「テキストコンテンツ」の100分の1以下しか存在しません。

 

試しに「ダイエット 方法」でググってみると、ウェブ上では1億件以上もヒットするのに対して、動画は600万件程度と、1/160にとどまっています。

 

これはどのキーワードでも共通する傾向で、動画とテキストでは、おおむね100倍くらいのコンテンツ差がある。言い換えるなら、人々のニーズに対して動画コンテンツは1/100程度しか存在せず、圧倒的に供給不足な状態なのです。

 

今YouTubeを始めるのは、20年前にネットビジネスを始めるようなものだと思ってください。

 

20年前といえば、一般家庭のネット普及率が爆発的に伸びている反面、ネットを主戦場とする業者はまだ少なく、ECサイトも発展途上――アマゾンジャパンはまだ本やCDだけを売るサイトだったし、ゾゾタウンなどは存在もしていませんでした。

 

そんなネットビジネスの黎明期にホームページを立ち上げたことが、いかに大きなアドバンテージになったかは想像に難くないでしょう。

 

今YouTubeを始めれば、それと同じような先行者利益を享受できるのです。

 

しかも、動画コンテンツは今後さらに検索されやすく、消費者の目につきやすくなっていくことは確実と見られています。なぜならGoogleが動画を優遇する方針をとっているからです。

 

ご存じの方も多いでしょうがYouTubeはGoogleの子会社です。

 

Googleは、グループの稼ぎ頭であるYouTubeをもっと多くの人に使ってほしいと考えているので、最近ではGoogleで何かを検索すると、検索結果の上の方にYouTubeをはじめとする動画コンテンツを表示するようになりました。

 

たとえばGoogleで「肉じゃが 作り方」と検索すると、いくつかの有名レシピサイトに続いて、YouTubeの動画コンテンツがかなり上位に表示されます。

 

[図表1]かなり上位に表示されるYouTube動画コンテンツ

 

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会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

会社の売上を爆上げする YouTube集客の教科書

大原 昌人

自由国民社

ビジネス系のYouTube集客では、 チャンネル登録者数などは重要ではありません。 なぜなら、重視するのは広告収入ではなく、本業の収入を上げることだからです。 ですから、いくら、登録者数を稼いでいようと、動画の再生…

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