生産拡大の恩恵を受け、キャッシュフローの増加が期待
中流エネルギー企業は、主に原油パイプライン、天然ガス・パイプライン、原油・天然ガス貯蔵施設等のエネルギー・インフラを所有及び運営しています。中流エネルギー事業は、パイプラインを利用する資源の量などが収益の変動要因となり、パイプライン等の施設の利用料を収益源としているため、エネルギー価格の変動の影響を比較的受けにくい特性を有しています。
中流エネルギー企業のキャッシュフロー(EBITDA)は好調な事業環境を背景に、コロナ禍前の水準を上回り、今後も長期契約によるフィービジネスモデルによる安定したキャッシュフローの獲得が期待されます。
中流エネルギー・インフラの魅力的なバリュエーション
中流エネルギー企業の配当利回りは、米国金利が上昇するなかで相対的に高い水準です。また、EV/EBITDA倍率は指数設定来の過去平均と比較して下回る水準にあり、今後キャッシュフローの成長が見込まれるなか、収益面からも魅力的な水準です。
中流エネルギー企業は、高いインカムに加えて、良好な業績を背景に増配や自社株買い等の株主還元策を積極的に実施している企業も多く、こうした株主還元を重視する姿勢も、今後の株価の支援材料になると考えます。
※上記には過去の実績および東京海上アセットマネジメントの見解が含まれる場合がありますが、将来の動向等を示唆・保証するものではありません。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご留意事項】をご参照ください。ページに見当たらない場合は関連記事『不透明な環境のなかで、堅調な中流エネルギー・インフラ~安定的な収益やインフレ耐性等が期待できる投資先として注目~【投資のプロが解説】』をご覧ください。
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