(※写真はイメージです/PIXTA)

日本の2人以上の世帯の約35%が「貯蓄1,000万円」を超えています。決して夢の数字ではなく、ノウハウを知れば、誰でも実現できます。本記事では、テレビ出演をはじめ幅広く活躍しているファイナンシャルプランナーの飯村久美氏が、著書『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』(KADOKAWA)から、誰でも取り組めて着実に貯蓄1,000万円を目指せる「ある方法」について解説します。

資産運用をおまかせできる「投資信託」

わたしは、クライアントやセミナーに来てくれた人たちに説明する際、投資信託のことをよく「のり巻き」にたとえて説明しています。

 

投資信託は、大勢の投資家から何千億円という資金を集めて、1本の大きなのり巻きをつくるようなイメージです。

 

たとえば、「日経平均株価」の動きに連動する「日経平均インデックスファンド」という商品であれば、トヨタの株、NTTの株など、225社の株が具材となって、ひとつののり巻きに巻かれているイメージです。

 

たとえ1社がつぶれたとしても、他の224社に分散投資されていますから、個別の株式に投資をするよりも断然リスクは小さくなります。

 

ちなみに、投資信託は運用方法により、「日経平均インデックスファンド」のような「インデックス(パッシブ)運用」と「アクティブ運用」の2種類に分類されます。

 

日経平均株価など、市場の平均値に連動するような動きを目指すのがインデックス運用で、「信託報酬」と呼ばれる運用管理にかかる手数料が低いのがメリットです。

 

一方で、市場の平均値を上回る運用を目指すのがアクティブ運用です。インデックス運用よりコストがかかり、なかには手数料が1%くらい違うものもあります。

 

アクティブ運用に期待をしたいところですが、多くのアクティブファンドは、インデックス運用を上回る運用成果を出せていないのが現状のようです。

 

大きなのり巻き(=投資信託)はカットされて、投資家それぞれの投資額に応じて配分されるイメージです。同じ割合の具材で構成されているため、断面は金太郎飴のようにどこでカットしても同じですが、投資額に応じてのり巻きの長さが異なります。

 

仮に5,000円を投資した人は、1,000円を投資した人より5倍の長さののり巻きになります。

 

のり巻きは、基準価額(投資信託の時価)が上がると、全体的に太くなります。

 

当然ながら、5,000円投資した人のほうが、1,000円を投資した人よりも、長いのり巻きを持っている分、多くの利益を手にすることができます。

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年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

飯村 久美

KADOKAWA

年収300万円でもラクラク越えられる!『貯蓄1000万円の壁』 1000世帯以上の家計相談を受けてきた「お金のプロ」が『貯蓄1000万円の壁』を越える方法と考え方を伝授。 お金を増やすのは難しい。 そう思っていませんか? …

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