(※写真はイメージです/PIXTA)

日本の2人以上世帯の約35%が「貯蓄1,000万円」を超えています。これは決して夢の数字ではなく、貯蓄のしくみを知り、慣れることで、誰でも実現できます。本記事では、テレビ出演をはじめ幅広く活躍しているファイナンシャルプランナーの飯村久美氏が、著書『年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」』(KADOKAWA)から、無駄遣いを減らすコツについて解説します。

頻繁に使わないものは買わずに借りる

支出を減らすには、「頻繁に使わないものは買わない」という選択肢を考えてみましょう。

 

例えば、クルマはその代表的なものです。

 

毎日の通勤や買い物に使用しているならともかく、1週間に1回くらいしか乗らないのであれば、カーシェアリングで十分ではありませんか?

 

クルマを自分で所有するのは、本当にお金がかかります。ガソリン代、保険料、駐車場代は毎月の出費になりますし、自動車税や、不定期ですが点検費用もかかります。また、2年に1回は車検もありますよね。自動車ローンを組んでいる人はそこに返済額ものしかかってきます。

 

特にガソリン代は、昨今の世界的なエネルギー不足により、だいぶ値上がりしました。「まるで、お金を道にばらまいているようだ……」という人もいるくらいですから、痛い出費であることは間違いないでしょう。

 

でも、カーシェアリングなら、会員になれば、毎月わずかな定額を支払うだけでガソリン代や保険料も必要なく、24時間いつでも予約をしてクルマに乗ることができます。

 

クルマを所有している人は、あらためて1年間にかかる金額を算出してみてください。そして、所有する必要性が本当にあるのかを疑ってみましょう。

 

クルマ以外でも、使用頻度の低いものは買わずにレンタルするという方法があります。いまの時代、ありとあらゆるものがレンタルできるようになりました。

 

例えば、スーツケースなどもレンタル可能です。

 

家族のイベントや自分へのご褒美で旅行をするという人は、1年に1回、もしかしたら数年に1回かもしれません。

 

あるスーツケースのレンタル店では、機内持ち込みができるサイズを3日借りて約4,000円、5~10泊用のLサイズなら1週間借りて約5,500円くらいだそうです。

 

レンタルなら、旅行の日程に応じて使うスーツケースの種類を変えることもできますし、みずから所有しないことで保管スペースも不要になるのはいいと思います。

 

ベビーベッドやベビーカー、子どもの運動会を撮影するときに使うビデオカメラや一眼レフカメラ、キャンプやバーベキューに使うアウトドアグッズなども、同様にレンタル可能です。

 

買うと高額なのに使用頻度が少ないものは、全部レンタルで済ませてしまいましょう。そうすることで、貯蓄にまわせるお金も捻出できて、あなたの部屋もすっきりします。さらにいえば、レンタルなら状態のいいものが使えます。

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年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

年収300万円でもラクラク越えられる「貯蓄1000万円の壁」

飯村 久美

KADOKAWA

年収300万円でもラクラク越えられる!『貯蓄1000万円の壁』 1000世帯以上の家計相談を受けてきた「お金のプロ」が『貯蓄1000万円の壁』を越える方法と考え方を伝授。 お金を増やすのは難しい。 そう思っていませんか? …

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