得意なことを中心に働くコツ
企業で仕事をしていると、不得意なことも頑張ってやらなければならないという風潮もあると思います。
しかし、なかには不得意なことを上手に他人へお願いできる人もいます。そうすることで仕事のストレスは軽減できますし、適材適所な仕事のやり方をすることで、組織全体のパフォーマンスも上がるはずです。
ただ、不得意なことを他の人に任せるならば、自分の不得意な分野を理解し、他人が自分のお願いを聞いてくれる下地をつくっておく必要があります。また、自分が得意なことを他の人からお願いされる可能性も出てきます。
つまりそこには、ギブ&テイクの関係が成り立たなければならない、ということを意味します。
ですから、「これだけは負けない!」といった自分の武器をしっかりと磨き、得意なことを中心に働ける環境を手に入れていってほしいと思います。
話を戻しましょう。実は、転職するにしても、貯蓄があるかないかが大きなカギになります。
その理由は、転職についてじっくり腰を据えて検討できるからです。しかも、仕事を続けながらではなく、会社を辞めてからじっくり検討することもできます。
転職でもっとも悪いパターンは、いまの仕事がただ嫌だからという理由で退職して、見切り発車することです。
仮に、貯蓄1,000万円を達成したとすると、年収300万円なら手取りで計算すると4年分ということになります。つまり、3~4年は、仕事を辞めて収入が途絶えたとしても、お金のことを心配することなく転職活動ができるということです。
十分な時間があれば、自分で納得できる答えを見つけられるはずです。
飯村 久美
FP事務所 アイプランニング
ファイナンシャルプランナー