(※画像はイメージです/PIXTA)

学習費や習い事などを含めた教育費は、高校まで公立で学び、大学は私立文系に行ったと仮定した場合、約1300万円にも達します。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘氏と横川由理氏が『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)で解説します。

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「つみたてNISA」などを利用して貯蓄

▶「20代半ば」結婚のためのライフプラン
→若いうちは貯蓄を心がけて

ケーススタディ①
平沢勇二さん(仮名)26歳、会社員
家計の状況/年収 350万円/月額の保険料 1,600円

 

■結婚したら、どんな保険が必要なのか?

 

平沢さんは社会人4年目の会社員。来月に結婚を控えています。いま気になることは保険について。はたして独身時代の保険のままでよいのでしょうか。

 

加入している保険は、医療保険のみで、1日あたり5000円、入院時の一時金5万円がついています。保険料は1600円なので、とくに負担は感じていませんが、結婚した後はどんな保険に入ればよいのでしょうか。

 

結婚後の働き方について聞いてみると、ふたりとも共働き夫婦が理想だと考えていることがわかりました。

 

配偶者の片方が亡くなってしまっても、無収入になることはありません。ですが、住居費や光熱費費などひとりになっても、それほど負担は変わらないでしょう。

 

お互いを受取人にした収入保障保険へ加入することをお勧めします。ふたりとも会社員ですから死亡時には、遺族厚生年金を受け取ることが可能です。まだ若い平沢さんの遺族厚生年金は、毎月2万6000円くらい。年金額を参考に1ヵ月あたりの保険金を検討してください。

 

その結果、お互いに収入保障保険に加入して備えることにしました。

 

死亡時には、60歳まで毎月15万円を受け取れるように設計。平沢さんの保険料は、毎月2700円です。なお、医療保険は解約することにしました。

 

若いうちには、「つみたてNISA」などを利用して貯蓄をしていきましょう。

 

『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)より。
『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)より。

 

 

次ページ教育費1300万円、保障額2000万円の理由

※本連載は 長尾義弘氏、横川由理氏が監修した『NEWよい保険・悪い保険2023年版』(徳間書店)より一部を抜粋し、再編集したものです。

NEWよい保険・悪い保険2023年版

NEWよい保険・悪い保険2023年版

長尾 義弘
横川 由理

徳間書店

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NEWよい保険・悪い保険2022年版

NEWよい保険・悪い保険2022年版

長尾 義弘
横川 由理

徳間書店

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