僕は身長も高いので、長時間いる空間が狭くて圧迫感や緊張感があったことで、自然と体が縮こまり、どんどんこっていってしまったのでしょう。
今住んでいる家を購入するとき、「マンションor一軒家」や、「持ち家or賃貸」など、いろいろな条件を考えましたが、結局僕は、部屋数は少なくてもいいので、一部屋の空間の広さや天井の高さなどにこだわりました。
居住空間の圧迫感のなさが一生の健康に寄与するからです。身長が高いと、常に天井が低い箇所を気にして、緊張しながら暮らすことになります。
子どもの頃からそうでした。一瞬の緊張がこりを助長します。部屋の広さを変えることは難しくても、ちょこちょこ外に出て散歩して、広い公園で過ごすだけで体はゆるみます。できるだけ広い空間で過ごし、腕や足を大きく広げて動かせる環境作りを工夫してみましょう。
「猫背」という商品名の、見るたびに姿勢を正すよう警告するフィギュアを作ったことがあります。
整体院で、肩こり腰痛対策で最も効果的なのは「縮こまらないようちょくちょく気をつけること」だと教わったのがきっかけで開発しました。
高橋 晋平
おもちゃクリエーター
アイデア発想ファシリテーター
秋田県生まれ。
2004年 株式会社バンダイに入社。第1回 日本おもちゃ大賞を受賞し国内外累計335万個を販売した「∞(むげん)プチプチ」などを開発。
2014年 株式会社ウサギを設立。玩具・ゲームの考え方を活かした事業を企業と共同開発し、発想セミナーやワークショップを全国で実施している。
笑い・遊びのある企画を作り、話題にし、販売につなげることが得意。