情報とともに「エネルギー」を届けることの重要性
私自身も毎日1本の動画をYouTubeに公開していますが、編集は一切しません。
動画収録に10分程度、編集なしでサムネイル画像だけ作り、概要欄もごく簡単に書くので、公開までにかかる時間は1日20分かからないくらいです。
それぐらいの負荷だからこそ毎日続けることができるのです。
もう1つ動画配信を始めるときに重要なことは、原稿を読まないことです。
重要な項目を箇条書きにするなどは構わないと思いますが、原稿を棒読みしたら、誰もその動画を面白く感じてくれないでしょう。
これは動画に限らずセミナーなどでも同じですが、視線を落とし原稿を読み上げては、視聴者に情報は届いてもエネルギーは届きません。動画で届けるべきは情報とあなたのエネルギーです。話し方は続けていくうちに上達していきます。
最初は言い淀んだり、つっかえたりしても構いません。
前述の勝間和代さんの動画では、勝間さんがくしゃみをしたり、電動掃除機のルンバが動き始めてしまうシーンなどもカットされず、そのまま公開されています。
宅急便の配達員の方がやってきてインターホンが鳴って出なければならないので動画が終わりになる、という回もありました。
動画を収録する機材に多額のお金を使う必要もありません。
今のスマホは非常に高性能ですから、スマホのカメラで十分です。
ただし、三脚に立ててスマホで収録する場合、ピンマイクはあった方が良いでしょう。そして、画面が暗いと見づらいので、簡単な照明機材は買った方が良いと思います。
動画配信をスタートさせたら、1つ習慣化してほしいことがあります。
それは、毎日自分が配信した動画を見返して、自分の話し方の癖や、言い淀むときの特徴などを把握することです。
最初は恥ずかしかったり違和感が出たりして嫌なものですが、やがて慣れます。
多くの人は、無意識に同じ言い回しを使い過ぎていたり、「えーーーー」や「あーーー」など、言葉と言葉の間に不要な音を発していたりします。
自分の動画を毎日チェックすることで、それらの癖を客観視し、改善することができるのです。これからの時代は情報発信は文字と動画、そして音声メディアでクロス発信するのがデフォルト、と認識して取り組んでください。
立花 岳志
あまてらす株式会社
代表取締役
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